2008/12/31  本年はお世話になりました。

今年は、色々ありました。
変毒為薬し転重軽受の一年でした。
また、この「勉強部屋」を作ったりと、思い出深い年でもあります。

書き込みはじめてから3ヶ月。小野さん、serverさん、一支国さん、上野さん、ひできさん、元さん、殿さん、里奈子さん、おにゆりさん、天城さん、阿部日さん、マグマグさん、粛坊さん、プリンさん、紋さん、やまいぬ。さん、河内さん、もくれんさん、颯さん、達雄さん、風凛さん、一平さん、オオバコさん、検証会さん、もやしさんご夫妻、ゴンさん(順不同)その他いろんな人(書き切れなくてごめんなさい)にレスやコメント、ご指導を頂きました。
感謝感謝感謝です。
ROM専の私がまさかブログを立ち上げるとは思いませんでした。

その切っ掛けをくれた沖浦氏親子に特大の感謝をいたします。
貴方が居なければ今の私はないです。感謝致します。

本日は買い出しをし、大掃除をし、一年間拠点で頑張ってくれた我が家の仏壇を裏の裏までピカピカに磨きました。
これから年越しのソバを打って食べ、明日の任務に望みます。

青年・勝利の年を勝ち取ります。

来年もまた、当「JunkDarkの勉強部屋」を宜しくお願い致します。m(_ _)m
皆様、良い大晦日を、そして大勝利の新年をお迎えください。

2008/12/29  専門家?いえいえ似非科学販売業者ですよ。

昨日は富士宮ボーイの件もあって、久しぶりに似非科学をネットで見て回った。
呆れるばかりのHP・ブログが多い事に辟易した。

似非科学を信奉する人は、まず「科学を信じない人」です。
別のデータを提示しても大体は信じない。
云く「そのデータは間違っている、専門家は認めている」と。

例として「水からの伝言」から。

業者来たりて曰く「水に『ありがとう』などの『よい言葉』を見せると、きれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『わるい言葉』を見せると、きたない結晶ができる」云々。
主人の曰く「水は湿度温度が同じなら、同じ様に結晶化する」

もし良い言葉良い音楽で結晶が変るのならば、冬の北海道で騒音の発生する市街とない市街で雪の結晶が変らなければならない。
しかしそんな事は無く、音を聞かせようが聞かせまいが同じ雪が降る。

業者の曰く「よい言葉を発すれば、そのバイブレーション(波動)は物をよい性質に変えて行きます。しかし悪い言葉を投げかければ、どんなものでも破壊の方向へと導いてしまうのです」
主人の曰く「水分子に影響を与えるバイブレーションは存在しない、もし性質が変われば既に水分子とは言えなくなる」

水分子はご存じの通り「H2O」です。2個の水素と1個の酸素から出来ている分子です。
この形で結合出来る分子は水しかありません。変るとなると、日常の色々な科学測定器の検査結果は信用できなくなる。
(大抵の測定器は媒体として水を使う)

業者の曰く「実験結果としてきれいな結晶ができる。この結晶をきれいだとは思わないのか」
主人の曰く「きれい、汚いは主観です。それこそ自然界では普通にきれい結晶ができ、雪として降っている」

わざわざ、手間ひまお金をかけて水を購入する必要はない。

業者の曰く「人間の身体は多くの水分を含むのだから、水は人間の身体にも影響する。だから美しい言葉を使いましょう」
主人の曰く「言葉を喋らない動物や植物は、その恩恵は受けられないのか?なぜ人間だけ受けられるのか?」

良い言葉と水の因果関係がちっとも科学的でなく、言わばオカルト信仰の様な物になっている。

業者の曰く「未だ科学では解明できていないが、波動を含んだ水は存在する。また波動測定器もある。」
主人の曰く「科学で解明できていない物を、科学的に似せたデータを呈示して販売するのか?」

科学的と言いつつ、科学ロジックで問い詰めると答えは科学的でなくなる。
販売の為のデータの測定も証明も、第三者機関でのデータは出てこない。
また専門家が出てきたりするが自称ですよね。利害のない第三者の専門家は?

波動測定器の原理は?電気で計るの?電気で計るのならば『何』を計るの?その単位は?ボルト?オーム?アンペア?

販売業者が自分に不利になるデータを認める訳がない。
苦し紛れに「波動が水に染み込まないと断言する事はできない」とか言い出すのが落ちだ。
存在を証明するのは業者だよ。ここでも悪魔の証明だ。

世界では泥水を飲んでいる地域もある。その地域できれいな言葉を使えば病気は無くなるのか?
泥水に特別な波動を染み込ませれば、良いではないか。それで健康になるのだろ?

結論、波動が染み込んだ特別な水なんてのは無い。

それを見ていた客の曰く?は貴方です。

2008/12/28  池田先生から男子部に句

池田先生から正義の男子部を讃えた記念の句を頂いた。

山を抜く
 力を出せや
  青年部

師弟不二
 断固と護れや
  創価かな
(2008/12/27聖教新聞)
池田先生に答える為、全力で戦います。
池田先生の作られた学会を、絶対に護ります。

2008/12/27  似非科学(エセ科学)

なになにが健康に良いとか、なになにがキク!とか世の中には似非科学がいっぱいです。
創価学会員の中でも騙される人が多い。(良くも悪くも人が良い人が多いしねw)

「それ似非科学だよ」「その理屈はおかしいよ」と私が言い切る物だから、最近は「○○ってどう?」と逆に聞かれたりするw

まず、何が「科学」で何が「似非科学」なのか判断しましょう。

基本は『反証主義』
1934年、科学哲学者のカール・ポパーは自著『科学的発見の論理』で、反証主義の考え方を展開し、反証が可能であるという意味の「反証可能性 (falsifiability)」をもつ理論を科学とした。
よって「反証が不可能」な理論は、科学では無いとする。

ノーベル賞もそうだが科学的発見は発見者以外が反証をしてこそ万民の科学になりえる。

反証可能性とは、その仮説が何らかの観測データによって反証されうることを意味する。
反証主義によれば、この可能性を有する仮説のみが科学的な仮説である。

例えば、「太陽が東から昇る」という仮説は、「太陽が東から昇らなかった」という観測によって反証される可能性を残している。(まぁ、あり得ないけどね)

これに対して、いかなる実験や観測によっても反証される可能性を持たない構造を持つ仮説を反証不可能な仮説と呼ぶ。
後から付け加えられる補助仮説による反証からの言い逃れが、その一例である。

また再度実験して確かめる事も重要です。

私にしか判りません、私が実験した時には再現できた、とかは『科学』ではないのです。

疑似科学(ニセ科学)と言われる物をあげると
・超心理学 ・超能力 ・サイ科学 ・UFO
・血液サラサラ ・皮膚呼吸 ・血液型性格分類 ・波動 (オカルト)
・気功 ・風水 ・ピラミッドパワー ・フォトンベルト
・タキオン (オカルト) ・トルマリンの効用 ・マイナスイオン ・未確認動物学
・永久機関 ・嘘発見器 ・心霊術 ・活性水素
・超軽水 ・高濃度酸素水(酸素入り水) ・にがり健康法 ・優生学
・α波 ・精神分析学 ・催眠療法 ・古代宇宙飛行士説
・バイオリズム ・脳幹論 ・ホメオパシー ・カイロプラクティック(脊椎矯正療法)
・創造論(創造科学) ・社会進化論 ・キルリアン写真 ・フォトリーディング
・骨相学 ・月の魔力 ・銀イオン
などなど枚挙に暇がない。

ゲルマニウムの場合では、金属ゲルマニウムを身につけることで疲れが取れる、貧血に効果があると言う効能があるというお題目のもとに販売されている。

例えば
(株)浅井ゲルマニウム研究所
http://www.asai-ge.co.jp/index.html
が主張する「無機」はキケン「有機」は安全は医学的には証明されていない。
同研究所は有機ゲルマニウム(三二酸化ゲルマニウム(GeCH2CH2COOH))を製造販売しているが自分の所の商品をキケンというはずもない。

また朝鮮人参・サルノコシカケ・ニンニクにゲルマニウムが多く含まれるとも主張するが実際にはそんなに含有していない。同研究所では、なぜか高濃度で検出される。
ルルドの泉にもゲルマニウムは含まれているようだが、なぜか同じような事を「活性水素水」の販売業者も言っている。
第一、厚生労働省は(株)浅井ゲルマニウム研究所に対して薬事法違反に係る告発及び製品の回収を命令している。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0904/h0410-2.html

物質としてのゲルマニウムは半導体鉱物ですので、当然に温めれば赤外線はでますから温熱効果で腰痛とかには効くでしょう。
しかし殆どの鉱物は同じように温めれば赤外線がでますので特別ゲルマニウムだけが効く訳ではありません。

体内に物質を取り込まない健康グッズはまだ良い方で、アガリクスやサルノコシカケなど健康食品であやしい健康効果をうたった似非科学は要注意です。

安易に効くから服用すると、もしかしたらプラシーボ効果なだけかも知れませんよ。

怪文書の『水からのメッセージ』『水の結晶』『7.5Hz』(出所は把握済み)なども、一見良く出来ています。科学に馴染みがない方は騙されると思います。
あやしい商売、あやしい文書は見つけたら一刀両断に切って行きましょう。

私は勝手に「似非科学撲滅委員会」に所属してますので、ご相談くださいw
ちなみに鯖さんは「怪文書撲滅委員会」の委員長です。(笑)

2008/12/25  干支…十干と十二支の組合せ

来年の干支は『牛』です。年賀はがきは出されましたか?
御書にも干支は出て来ます。『弘安三年太歳庚辰十二月』など書かれているのにお気づきですか?

現代の日常会話では干支は十二支が殆どで干支(かんし)を組み合わせた十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で言う事はありませんね。

明治以降の元号は天皇一人に付き一つなので判りやすいですが、日蓮大聖人ご在世は一年の内に何度も改号する事もあり、お手紙を出して届く前に改号なんて事も起きえます。
そこで十干十二支を記載します。60年に一度しか同じ十干十二支が来ませんので判りやすいですね。

干支読み干支読み
1甲子きのえ ね31甲午きのえ うま
2乙丑きのと うし32乙未きのと ひつじ
3丙寅ひのえ とら33丙申ひのえ さる
4丁卯ひのと う34丁未ひのと ひつじ
5戊辰つちのえ たつ35戊戌つちのえ いぬ
6己巳つちのと み36己亥つちのと い
7庚午かのえ うま37庚子かのえ ね
8辛未かのと ひつじ38辛丑かのと うし
9壬申みずのえ さる39壬寅みずのえ とら
10癸酉みずのと とり40癸卯みずのと う
11甲戌きのえ いぬ41甲辰きのえ たつ
12乙亥きのと い42乙巳きのと み
13丙子ひのえ ね43丙午ひのえ うま
14丁丑ひのと うし44丁未ひのと ひつじ
15戊寅つちのえ とら45戊申つちのえ さる
16己卯つちのと う46己酉つちのと とり
17庚辰かのえ たつ47庚戌かのえ いぬ
18辛巳かのと み48辛亥かのと い
19壬午みずのえ うま49壬子みずのえ ね
20癸未みずのと ひつじ50癸丑みずのと うし
21甲申きのえ さる51甲寅きのえ とら
22乙酉きのと とり52乙卯きのと う
23丙戌ひのえ いぬ53丙辰ひのえ たつ
24丁亥ひのと い54丁巳ひのと み
25戊子つちのえ ね55戊午つちのえ うま
26己丑つちのと うし56己未つちのと ひつじ
27庚寅かのえ とら57庚申かのえ さる
28辛卯かのと う58辛酉かのと とり
29壬辰みずのえ たつ59壬戌みずのえ いぬ
30癸巳みずのと み60癸亥みずのと い

干支の算出方法
(西暦-3)÷60を計算して、そのあまりが干支の順番となる。
 例:2009年の場合
 (2009-3)÷60=33あまり26
 表の26番目を見ると己丑(つちのと うし)

因みに甲子園球場は甲子の年(1924(大正13)年)に完成したので「甲子園」と名付けられました。


【十干】
十干読み和読み語源
こうきのえ木の兄
おつきのと木の弟
へいひのえ火の兄
ていひのと火の弟
つちのえ土の兄
つちのと土の弟
こうかのえ金の兄
しんかのと金の弟
じんみずのえ水の兄
みずのと水の弟

十干は五行を陰陽に別けた物。

【十二支】
十二支読み和読み動物方角表す時間(大体)
ねずみ午前0時
ちゅううしうし北北東午前2時
いんとらとら東北東午前4時
ぼううさぎ午前6時
しんたつたつ東南東午前8時
へび南南東午前10時
うまうま午後0時
ひつじひつじ南南西午後2時
しんさるさる西南西午後4時
ゆうとりとり西午後6時
じゅついぬいぬ西北西午後8時
がいいのしし北北西午後10時

十二支には動物が割り当ててあるので、覚えやすく現代でも十干に比べて残っていますね。
因みにベトナムやタイでは丑は水牛、卯は猫、未は山羊、亥は豚に変わる。
うさぎ年の人が、ネコ年生まれとか言うと面白いかも…

時間では、よく丑寅勤行とか言いましたよね。
落語などでも「草木も眠る丑三つ時」と言ったりするので馴染みがあります。
昔の日本では、現代の定時法と異なる不定時法が使われていました。
定時法とは1日を24時間に等分割し、時間の長さは季節に依らず一定な現代の時間法です。
一方、不定時法とは、夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時間法で、江戸時代以前に使われてきた時間概念です。
日出と共に起き日没と共に寝る昔の生活に根ざした時法ですが、季節により昼夜の長さが変わるので時間の長さが変わってしまいます。

不便なようですが時計のない人にとっては太陽の高さで大体の時刻がわかるので却って便利です。

日蓮大聖人の時代も当然、不定時です。冬の夜は長い。
冬至を向かえ殊更長い夜には、御書を拝読しては如何?(本を読むと即効で寝ちゃう人はご用心w)

2008/12/19  革命的警戒心 着任の心構え

創価班牙城会の着任には、いつもと同じはあり得ない。
常識の範囲では「いつもと同じ」かもしれないが、心構えは必要です。

労働労災にはハインリッヒの法則と言うのがある。
保険会社の経営に役立てられています。

米国のハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析したもので、それによると1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした300件の体験があるというものです。

俗に言う「ヒヤリハット事例」です。

着任にも同じ事が言えないだろうか?

日常、ヒヤリ・ハットの状態にまでいかないが(もしくは自覚しない)、実は非常に不安全な状態や行為となると、相当な件数になるはずです。
会場内を子供が遊んでいる。駐輪場で多宝会メンバーが自転車を出そうとしている等。
いつもやっていることだから、今までも平気だったので……、という不安全行為が、いつヒヤリ・ハットを飛び越え一気に重大事故になるかも知れません。

「1:29:300」でいい表されている比率は、よく考えれば非常に高い確率で重大事故を招くことを示唆しています。
いつやって来るか分からない事故を未然に防ぐには、不安全な状態や行為を認識し、ヒヤリ・ハットの段階で地道に対策を考え、実行(よい習慣として身につける)していくことが重要です。
積極的に声をかけるのも、その方法のひとつ。

ヒヤリハットが少なくなれば重大事故も少なくなる。

このように、1:29:300の法則を単に数字の問題、比率の問題として捉えるのではなく、自分が気付くが他の着任者(来場者)は気付かない。若しくはその逆。
そのヒヤリハットを着任者間にあるギャップとして捉える事。それを積極的な相互コミュニケーションによって、そのギャップを埋める必要性がより明白になってきます。

自分は注意していても、他人は気付いていない事は多々あると認識して、「あれ?なんか違う?」を放っておかない。
責任者にまず一報を入れる事、何事も無ければ良いのだから。

自分の違和感は見過ごさない。他人の行動には注目注意する。事故は先生が一番悲しまれる事を肝に銘じよ!

2008/12/18  うつ病にならない為に。

現代の社会はストレス社会です。
周りに翻弄され自分を見失う時があります。

そこで、今、自分がどの様な状況か?
自分の判断が合っているか?
認知の歪みをチェックしましょう。

デビッド・D・バーンズの認知の歪みの定義


臨床心理学の認知療法の理論によって、気分障害(うつ病等気分の変調を主症状とする病態)の抑うつ感の生起を説明する場合に必要不可欠になってくる図式は、『外界の事象→認知(思考)→感情・気分→行動』という行動メカニズムの図式です。

自然的事実や客観的な出来事が、そのまま気分・感情・行動に影響して、憂うつ感や無気力、不安感、焦燥感や自己破壊的な不適応行動を生み出すのではなく、自分の価値を低めて、悲観的で絶望的な予期や判断をする“自動思考”や自動思考を支える“認知の歪み”が不快で苦痛な結果を生み出しているというのがアルバート・エリスやデビッド・D・バーンズの考え方です。

デビッド・D・バーンズが、理論的研究や臨床的実践の中で発見し、そのエッセンスを抽出した“認知の歪み(推論の誤謬)”には、以下の十種類があります。

この認知の歪みが、自分自身を無価値化して無力化し、あらゆる物事に対する意欲や積極性を剥奪する“自動思考”を生み出す原因となり、うつ病の症状や耐えがたい不快な感情・気分を発生させます。

認知理論が、自然科学的な脳機能と心を同一視する精神医学の流れに与えた最大の衝撃とは、『うつ病を自分自身で克服しようとする決意と認知理論に準拠した努力が有意義である』ことが統計学的根拠によって実証されたことでした。

1. 全か無か思考(all-or-nothing thinking)
 ほとんどの問題は, 白か黒かのどちらかに決めることはできず、事実はそれらの中間にあるものですが、物事を見るときに、「白か黒か」という両極端の見方をしてしまうことを「全か無か思考」といいます。

<例>世の中には勝ち組と負け組みしかいないんだ。負け組みだったら生きている意味がないよ。
<例>自分のやった仕事に少しの欠点が見つかって、「完全な失敗だ」と思う。
    いつもAをとっている学生がたまたまBをとって,「もう完全にだめだ」と考える。

 このような考え方をすると、「完全に○○である」ということは実際にはありえないのに、いきすぎた自分の要求に自らをあわせようとしていることになります。これは無理なことなので、失敗して自信を失うことになります。
 日本でも古くから「中庸」ということばが尊ばれてきましたが、「白か黒か」という両極端の見方をせずに、柔軟にものを見ることが大切です。普段は柔軟な見方ができている人でも、ストレスがかかった状況が長く続くと、往々にしてこのような硬直した考え方に陥りがちになります。そしてこのことにより、一層ストレスがかかったり、気分が暗くなったりして、悪循環になりかねません。「いつも~である」、「完全に~である」、「決して~でない」といった考え方を頻繁にしてないか、一度、自分の思考パターンをふりかえってみてください。


2.一般化のしすぎ(overgeneralization)
 1つの良くない出来事があると,「いつも決まってこうだ」、「うまくいったためしがない」などと考えること。

<例>またフラれたよ。ハハ、俺はもう一生童貞確定だな。死にてえ。
<例>ある若い男性が、好意を寄せている女性に一度デートを申しこんで断られただけなのに、「いつもこうだ。自分は決して女性とつきあうことなんかできない」と考える。

 このような考え方をすると、いやなことが繰り返し起こっているように感じてしまうので、憂うつになってしまいます。

3. 心のフィルター(mental filter)
 1つの良くないことにこだわってくよくよ考え、他のことはすべて無視してしまうこと。ちょうど1滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように。「心のサングラス」ともいう。

<例>(5科目中4科目が100点なのに)国語80点・・・ダメだ。こんなんじゃ絶対落第だ。
<例>会社である企画を提案し、一般の評価はたいへんよいのに、ある人から受けた些細な批評が頭から離れず悩む。

 このような思考パターンに陥ると、なにごともネガティブにみてしまうので、気分は、当然暗くなります。


4.マイナス化思考(disqualifying the positive)
 単によいことを無視するだけでなく、なんでもないことやよい出来事を悪い出来事にすり替えてしまうこと。

<例>最近上司が妙に優しいのは、俺がリストラ候補に挙がってるからだ。
<例 >自分は能力がないと考えている人が、仕事がうまくいっても「これはまぐれだ」と考える(このような考え方をする人は、仕事がうまくいかないときは、「やっぱり、自分はダメなんだ」と考える)。

 「心のフィルター」は、ある出来事の肯定的な側面を無視することをいいますが、「マイナス化思考」は肯定的な側面の価値を引き下げることになり、いっそう悪い認知の歪みのパターンということができます。


5. 結論の飛躍(jumping to conclusion)
 根拠もないのに悲観的な結論を出してしまう

 a. 心の読みすぎ(mind reading):ある人が自分に悪く反応したと早合点してしまうこと
<例>俺のこの根暗な性格は一生直らないな。
<例>会社の上司に仕事の経過を報告したが、上司はあまり関心をはらってくれない、むしろそっけない態度のように思え、「この頃、自分は上司に嫌われている」と考えた。(上司は、例えば、より急ぐべき案件に心を奪われていただけかもしれない。)

 b. 先読みの誤り(the fortune teller error):事態は確実に悪くなると決めつけること
<例>食事に誘ったのに断られたのは、俺が嫌われてるからだ。
<例>「この病気は決してなおらない」と考える。(うつ病になるとこのような考え方に陥ることがよくあります。)


6. 誇大視と過小評価(magnification and minimization)
 自分の短所や失敗を過大に考え,逆に長所や成功したことを過小評価する。「双眼鏡のトリック」とも言う。

<例>学歴があっても、太ってるから仕事も恋愛も何もかもうまくいかない。痩せてさえいれば俺の人生バラ色だったのに。
<例>些細なミスをおかして、「なんてことだ。これですべて台無しだ」と考える。(この例では、失敗の意味を過大に考えているので「誇大視」といえる。些細な失敗を犯したことで今までのことが100%の失敗になると考えているとすれば、「全か無か思考」ともいえる。このように「認知の歪み」のパターンは互いに重なりあっている場合も多く、いつもどれか一つの分類だけにあてはまるわけではない。)


7. 感情的決めつけ(emotional reasoning)
 自分の感情が現実をリアルに反映して、事実を証明する証拠であるかのように考えてしまうこと。

<例>「不安だ。こんなに不安を感じるってことは明日の商談は失敗するに違いない。」

 感情的決めつけは、ネガティブな思考、感情が前面に出てきていて、ポジティブな思考、感情が後退しているような場面で生じやすい「認知の歪み」のパターンであることを考えれば、「心のフィルター」と密接な関係を持つことが分かります。


8. すべき思考(should thinking)
 何かやろうとする時に「~すべき]「~すべきでない」と考える。

<例>俺は常にトップの成績でなければならないんだ。
<例>「あの時、父親は怒るべきではなかった。」

   「第二次世界大戦はおこってはならなかった。」(→第二次世界大戦はおこるべきではなかった。物事の好き嫌いは別として、おこったことは現実として受け入れることが大切です。)

 何かをやろうとするときに、常に「~すべき」「~すべきでない」と考えると、その基準に合わせようとして自分自身を追い詰めることになります。
 できなかった場合は、あたかも自分が罰せられたように感じて、自己嫌悪に陥ったり、暗い気分になりやすいのです。「すべき思考」を他人に向けると、他人の価値基準とは往々にして合いませんから、イライラや怒りを感じることになります。


9. レッテル貼り(labeling and mislabeling)
 ミスを犯した時に,「自分は敗北者だ」、「とんまもの!」などと自分にネガティブなレッテルを貼ってしまうこと。
<例>また面接落ちか・・・。ホント俺はどうしようもない負け犬だな。

 レッテル貼りは、「一般化のしすぎ]が極端な形で現れたものです。レッテル貼りをすると、感情に巻き込まれて冷静な判断ができなくなります。


10. 自己関連づけ(personalization)
 何か良くないことが起こった時、自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまうこと。

<例>彼女が自殺したのは、俺が彼女の気持ちに気付いてあげられなかったせいだ。
<例>断酒できない夫を前にして、「自分はダメな妻だ。夫が酒をやめることができないのは自分の責任だ」と考える。

 他人に100%の影響を及ぼすことは不可能です。よくないことがおこった場合、それを自分の責任と考えるよりは、どうすれば問題を解決できるのかを考えるほうが健全で大切なことなのです。「自己関連づけ」の思考パターンを繰り返すと、罪の意識を感じることになり、その結果自己評価が低下してしまいます。

10項目ありますが、自分の思考パターンが判れば対処のしようもあります。
マイナスのスパイラルに陥らない様に、心の充電をしましょうね。

2008/12/17  三色旗の意義

皆さん、三色旗の意義って知ってます?
赤:勝利
黄:栄光
青:平和
の意義が込められてます。
その他の部ごとにも意義があるそうで、正直私は上記以外は知りませんでした。

婦人部に方にお聞きしましたので紹介します。

聖教新聞
赤:太陽
黄:知性
青:広宣流布

婦人部
赤:和楽
黄:求道
青:福運

創価大学
赤:人間
黄:文化
青:平和

創価学園
赤:情熱
黄:栄光
青:英知

男子部は?と尋ねたら「知らない」とのお返事(ノ_・。)
ご存じの方いましたら、コメント下さいm(_ _)m

2008/12/14  人本仏迹論、再燃

最近の学会系BBSに於ての「人本仏迹論」が再燃しております。

天城五兵衛氏の「若鷹別館」「天城五兵衛の掲示板・其の壱」での反論にて決着したと思ってましたが、未だ人本仏迹は教学の薄い人を引きつける様で「人本仏迹論は邪義なのか?いや間違っていない」等と言う論客もいます。

やまいぬ。氏や、もくれん氏などが種々の御書・ご指導を引用され反論さていますが、大抵は堂々巡りの議論に終始しています。

なぜならば殆どの人本仏迹論者は、その論拠に追加や補強がありません。始めから「議論」のつもりがないかの様です。
やまいぬ。もくれん両氏が次々と論拠テキストを開示しているのと比べれば一目瞭然です。

日蓮大聖人の本懐が御本尊(一大秘法は本門の本尊)と言うのが創価学会の公式見解です。
「いや違う題目こそが日蓮大聖人の本懐だ」と言う人本仏迹論がそれを証明する証拠を出せば良いのです。

仮に学会の論をA、反対論をBとします。
「Aは間違っている、Bが本当だ」と言うのであればB論拠をB論者が証明すれば良く、それに対してA論者がAの証明をすれば良いのです。

自分の論を自分で証明すれば良い。

しかし大抵のB論者はA論者に対しBが成り立たないのを証明しろと言う。

これは「悪魔の証明」以外何者でもない。存在する物の証明は数パターンしかないが不在する物の証明は無限パターンある。

これは犯罪を告発するのと一緒で、犯罪を証明すれば良いのであって証拠もないのに告発すれば名誉毀損や威力妨害にしかならない。
※なおアリバイとは現場不在証明の事で犯行が行われた際、被疑者が行っていた行動や滞在していた場所等を示し、犯罪の直接的な実行が不可能であったことを証明するもの。

出所は不明だが、よくコピペされます。参考までに
詭弁のガイドライン
議論するにあたり、真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす輩が多々おります。
皆様も以下の「詭弁の特徴15条」を覚え、そういう輩を排除しましょう。
例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合
   あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が……

1:事実に対して仮定を持ち出す
「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」
2:ごくまれな反例をとりあげる
「だが、尻尾が2本ある犬が生まれることもある」
3:自分に有利な将来像を予想する
「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」
4:主観で決め付ける
「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」
5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」
6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
「ところで、カモノハシは卵を産むのを知っているか?」
7:陰謀であると力説する
「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」
8:知能障害を起こす
「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」
9:自分の見解を述べずに人格批判をする
「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
10:ありえない解決策を図る
「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」
11:レッテル貼りをする
「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」
12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」
13:勝利宣言をする
「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」
15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」
もう一つ
2ちゃんねる議論板「死刑」スレッドからの転載

議論の問題点を淡々と検討・指摘できない人の行動パターン

ラベリング型:発言内容を問うのではなく相手の姿勢そのものをレッテル貼り(ラベリング)することで、議論を一方的に誘導しようとする。
攻撃型:反論が目的であるかの如く、とにかく反論する。多くは言葉尻にのみ反応する。
宗教型:常識・人権・学会などの権威に依存していて、ある程度話を詰めると思考停止状態になる。
侮蔑型:様々な理由をつけてひたすら相手を蔑む。根拠不明の優越感を持っている。
一般化型:特殊な意見や個人的な価値観を敵性派閥全員が主張しているかのように一般化する。
単純型:釜茹でマンセーなど、深いことを考えていない単発の意見を書く。ネタの可能性大。
秘匿型:自分の意見を全く表明せず、安全地帯から他人の意見に茶々だけ入れて荒らす。
電波型:見当違いの会話や理論を押し付けてくる。突然逆ギレすることも。
分裂型:自ら上記のような手法を使うがそれは顧みず、他人が使ったときだけ鬼の首を取ったように責める。

社長様は御書やご指導を正確に引かれての発言は殆どないので論外だが、一部の論客は一大秘法もしくは出世の本懐の論拠として日女御前御返事や一生成仏抄を持ち出しています。
しかし、肝心な所が読めてません。

一生成仏抄は日蓮大聖人34歳の御作です。一方、日女御前御返事は56歳の御作です。佐渡前と佐渡後の違いがあります。

一生成仏抄の妙法蓮華経は御本尊の無い時、日女御前御返事は御本仏の立場で書かれてます。
「法華経をたもちて南無妙法蓮華経」は御本尊を受持して唱題の事言っているのです。
日女御前御返事
爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん竜樹天親等天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり(P1243)
と前々段にあるので御本尊を受持するのが前提の御文です。なんの為の「旗印」か?

日女御前御返事と一生成仏抄を一緒くたにして「己心の南無妙法蓮華経」が出世の本懐や一大秘法の様に論ずるのは滑稽です。
まして一生成仏抄の何処にも「曼荼羅」は出て来ません。都合の良い脳内変換はやめましょう。

天城氏も書かれてますが御金言の「人法共に尊し」です。本迹を出す事がおかしいのです。
受持即観心や不惜身命、または依正不二、色心不二をどの様に捉えているのか?心配です。
論者の皆さん、一日も早く人本仏迹論を棄て広布の最前線で戦われる事をご祈念します。