総額は21兆4769億 介護保険は2兆59億円

 厚生労働省の2007年度予算案総額は、昨年12月24日、前年度5352億円増の21兆4769億円で決定した。当初内示より46億円増。
 社会保障関係費では、新薬の臨床試験(治験)を重点的に行う病院施設の選定や保健衛生施設整備費、若年者の自立支援拠点の設置増、セーフティネット補助金が上乗せされ、今年度比2.7%増の20兆9659億円となった。介護保険の国庫負担等は内示通り2兆59億円。(一部既報)


 社会保障関係費は、内示時点より68億円増えた。上乗せされたのが治験拠点病院の整備・充実で7.6億円。
 医薬品の承認を重点的に行う病院を全国に30ヶ所選定する。保健衛生施設等整備費も、内示より1773億円多い5300億円が計上された。
 このほか、生活保護や地域福祉の人材育成を対象とするセーフティネット支援対策等事業費補助金が10億円増、ニートなどへのメンタル面でのサポートを行う「地域若者サポートステーション」の設置数倍増(50ヶ所9.6億円)などが増額された。

シルバー新報1月12日号より抜粋

11:00:00