今年の夏、アテネオリンピックで多くの選手、特にアメリカ人選手がつけていた黄色いリストバンド。
　その黄色いリストバンドには「LiveSTRONG（強く生きよ）」と書いてあった…。
LiveSTRONG Ring

ランス・アームストロングが設立した基金

　あの黄色いリストバンドは、アメリカ人の自転車選手ランス・アームストロング設立したガン患者のための基金に関連するもの。
　日本で言う「赤い羽根共同募金」と同じ様に、１ドルを募金すれば、黄色いリストバンドがもらえるという仕組み。収益金はガン患者やその家族など、ガンと闘う人への支援に使われる。

　このアームストロングという選手、25歳（1996年）時にガンと診断され、生存率30％という死の淵から蘇った。
　そして復帰２年目の1999年には、世界一過酷なレースといわれるツール・ド・フランスで総合優勝し、今年2004年には、前人未到の６連覇を達成した。
　その姿は、元気な私たちはもとより、ガンで苦しむ人たちの希望の光となった。
　だから「LiveSTRONG」＝「強く生きよ」と。
　そして黄色は、ツール・ド・フランスで勝者だけが着られる「マイヨ・ジョーヌ（フランス語で「黄色いジャージ」）」の象徴。アームストロングは、レース以外でも人々にエールを送る方法を取ったのです。

　アテネオリンピックで「LiveSTRONG」をつけていた選手たちは、単にファッションでつけている訳ではないのです。彼らからの「強くいきよ」というメッセージ。

　現在「ランス・アームストロング財団（LAF）」では、この黄色いブレスレットをインターネット販売しています。10個、100個、1200個というパック売りで、それぞれ10ドル、100ドル、1200ドル。
　アテネオリンピック直後は在庫がなくなったらしく、注文は不可能でしたが、今なら３～４週間待ちで買えるようです。
　アメリカでは社会現象を巻き起こし、、１個20ドルで売買されたそうで、なんじゃそら…。

　日本では自転車愛好家などが「LiveSTRONGオフ」をやっていたりしますし。
　自転車屋でもこのブレスレットを取り扱う動きもあるみたいで、どうなりますか？
　サイズはYouthとAdultがあり日本人にはYouthが良いみたいです。

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