皆さんは花粉症にはなっていませんか?
私は花粉症です。

環境省の発表では昨年が猛暑でしたので今春は飛散状況が例年の十数倍です。
今年予測昨年実測倍率
東京8,22747917.17
横浜5,32835215.13

今からウンザリです。

 花粉症の予防法には、花粉の曝露を防ぐ方法と、薬物による予防法があります。
薬物による予防法は、基本的には治療法と同じです。
 第二世代抗ヒスタミン薬、化学伝達物質遊離抑制薬、Th2サイトカイン阻害薬を花粉症の季節の前から予防的に服用し始める(初期療法)とより効果的で、花粉症の治療期間も短くなります。
 これは完全な予防にはなりませんが、症状が出てから治療を始めるより効果的であることが報告されています。
 また、花粉症の予防、治療および花粉回避のために、スギ花粉などで行われている花粉飛散開始予測日を含めた花粉速報や飛散状況が参考となります。


花粉の曝露を防ぐ方法

<マスク>
マスクの装用も有用で、花粉がよくとれること、息がしやすいこと、価格等を考えあわせると、材質はガーゼよりも不織布のものの中に、安価で性能の良いものが多く、使い捨てにするのが、衛生的にも勧められます。また、マスク装着時の顔とマスクの間の隙間をなくすためには立体型のものが優れています。

<メガネ>
着用に違和感のない花粉症用メガネも販売されていますが、通常のメガネ使用だけでもメガネを使用していないときより眼に入る花粉量は半分以下になります
花粉症用のメガネは、眼に進入する花粉をメガネを使用しない場合の10-20%に抑え、症状を抑えるとの報告があります。
花粉が飛散している季節にはコンタクトレンズを使用している方は花粉がレンズと結膜の間で擦れることもあり、メガネに変えた方がいいと考えられています。

<衣類>
羊毛製の衣類などは花粉が付着しやすく、花粉を屋内などに持ち込みやすいこともわかっていますので、服装にも気をつけることが必要です。

<洗顔>
眼や鼻を洗うと、花粉症の症状が軽くなることがあります。
しかし、時には眼や鼻のまわりについた花粉がそれぞれ侵入し、かえって症状が悪くなる場合がありますので、注意が必要です。
症状がひどくなる場合があれば、専門医に相談してください。また、水道水で洗うと粘膜を弱めることがありますので、眼や鼻を洗う際には、生理食塩水と呼ばれる0.9%の食塩を溶かした蒸留水を使用することが勧められます。

<その他>
直接の予防ではありませんが、花粉飛散の季節の前に風邪を引くと粘膜の上皮が障害され、花粉症のときに症状がひどくなることがありますので、風邪をひかないように注意することも必要です。
また、お酒の飲み過ぎなども鼻閉を悪くする可能性があり、規則正しい生活を送ることが重要と考えられます。

参考
環境省花粉情報サイト
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/index.html

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