06/02/07: 栄養素 ビタミンB3
水溶性ビタミン | ビタミンB3(ナイアシン,Niacin,ニコチン酸,ニコチン酸アミド) |
主な働き | ●皮膚の代謝に関与し、肌あれ・口内炎の緩和。 |
推奨量*1 (又は目安量*2) | NE(ナイアシン当量)に換算して表記する。 成人男子 14~17mgNE 成人女子 12~13mgNE 加えて、摂取エネルギー1,000kcalに対し4.8mgNEを加える。 |
上限量*3 | 100mgNEを超えると過剰障害がおこることもある。 |
成人一日最大薬用量*4 | 30mg |
多く含む食品*5 | カツオ さば ぶり いわし レバー 鶏ささみ まぐろ シラス干し たらこ 豆類 |
摂取時の注意 | 熱、酸、アルカリ、光いずれに対しても安定ではあるが、水溶性である。調理の際、煮汁などへの損失に注意しなければならない。 |
欠乏症 | ペラグラ 口舌炎 胃腸病 皮膚炎 神経症状 多彩ではあるが致命的でない症状を示すのが特徴的。 | 過剰症 | 1日100mg以上の摂取で皮膚が赤くなり(皮膚紅潮)ヒリヒリしたり、かゆくなる(掻痒感)可能性がある。 |
補給を特に心がけた方がよい人 | ●肌あれが気になる人 ●お酒をよく飲む人 ●激しい労働をする人 |
*1 | 推奨量/ほとんどすべての人々が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量 |
*2 | 目安量/十分な科学的根拠が得られない場合に、良好な栄養状態を維持するのに十分な量(推奨量を決めるための十分な調査結果がない場合に目安として示された一日の摂取量) |
*3 | 上限量/ほとんどすべての人々が、過剰摂取による健康障害を起すことのない栄養摂取量の最大量( *1 *2 *3 は「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より) |
*4 | 「ビタミン主薬製剤製造(輸入)承認基準」より |
*5 | 「五訂 日本食品成分表」より |
09:00:00
前の記事:栄養素 ビタミンB2 | 次の記事:栄養素 ビタミンB5 |