干支…十干と十二支の組合せ
来年の干支は『牛』です。年賀はがきは出されましたか?
御書にも干支は出て来ます。『弘安三年太歳庚辰十二月』など書かれているのにお気づきですか?
現代の日常会話では干支は十二支が殆どで干支(かんし)を組み合わせた十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で言う事はありませんね。
明治以降の元号は天皇一人に付き一つなので判りやすいですが、日蓮大聖人ご在世は一年の内に何度も改号する事もあり、お手紙を出して届く前に改号なんて事も起きえます。
そこで十干十二支を記載します。60年に一度しか同じ十干十二支が来ませんので判りやすいですね。
干支の算出方法
(西暦-3)÷60を計算して、そのあまりが干支の順番となる。
例:2009年の場合
(2009-3)÷60=33あまり26
表の26番目を見ると己丑(つちのと うし)
因みに甲子園球場は甲子の年(1924(大正13)年)に完成したので「甲子園」と名付けられました。
【十干】
十干は五行を陰陽に別けた物。
【十二支】
十二支には動物が割り当ててあるので、覚えやすく現代でも十干に比べて残っていますね。
因みにベトナムやタイでは丑は水牛、卯は猫、未は山羊、亥は豚に変わる。
うさぎ年の人が、ネコ年生まれとか言うと面白いかも…
時間では、よく丑寅勤行とか言いましたよね。
落語などでも「草木も眠る丑三つ時」と言ったりするので馴染みがあります。
昔の日本では、現代の定時法と異なる不定時法が使われていました。
定時法とは1日を24時間に等分割し、時間の長さは季節に依らず一定な現代の時間法です。
一方、不定時法とは、夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時間法で、江戸時代以前に使われてきた時間概念です。
日出と共に起き日没と共に寝る昔の生活に根ざした時法ですが、季節により昼夜の長さが変わるので時間の長さが変わってしまいます。
不便なようですが時計のない人にとっては太陽の高さで大体の時刻がわかるので却って便利です。
日蓮大聖人の時代も当然、不定時です。冬の夜は長い。
冬至を向かえ殊更長い夜には、御書を拝読しては如何?(本を読むと即効で寝ちゃう人はご用心w)
御書にも干支は出て来ます。『弘安三年太歳庚辰十二月』など書かれているのにお気づきですか?
現代の日常会話では干支は十二支が殆どで干支(かんし)を組み合わせた十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で言う事はありませんね。
明治以降の元号は天皇一人に付き一つなので判りやすいですが、日蓮大聖人ご在世は一年の内に何度も改号する事もあり、お手紙を出して届く前に改号なんて事も起きえます。
そこで十干十二支を記載します。60年に一度しか同じ十干十二支が来ませんので判りやすいですね。
番 | 干支 | 読み | 番 | 干支 | 読み |
1 | 甲子 | きのえ ね | 31 | 甲午 | きのえ うま |
2 | 乙丑 | きのと うし | 32 | 乙未 | きのと ひつじ |
3 | 丙寅 | ひのえ とら | 33 | 丙申 | ひのえ さる |
4 | 丁卯 | ひのと う | 34 | 丁未 | ひのと ひつじ |
5 | 戊辰 | つちのえ たつ | 35 | 戊戌 | つちのえ いぬ |
6 | 己巳 | つちのと み | 36 | 己亥 | つちのと い |
7 | 庚午 | かのえ うま | 37 | 庚子 | かのえ ね |
8 | 辛未 | かのと ひつじ | 38 | 辛丑 | かのと うし |
9 | 壬申 | みずのえ さる | 39 | 壬寅 | みずのえ とら |
10 | 癸酉 | みずのと とり | 40 | 癸卯 | みずのと う |
11 | 甲戌 | きのえ いぬ | 41 | 甲辰 | きのえ たつ |
12 | 乙亥 | きのと い | 42 | 乙巳 | きのと み |
13 | 丙子 | ひのえ ね | 43 | 丙午 | ひのえ うま |
14 | 丁丑 | ひのと うし | 44 | 丁未 | ひのと ひつじ |
15 | 戊寅 | つちのえ とら | 45 | 戊申 | つちのえ さる |
16 | 己卯 | つちのと う | 46 | 己酉 | つちのと とり |
17 | 庚辰 | かのえ たつ | 47 | 庚戌 | かのえ いぬ |
18 | 辛巳 | かのと み | 48 | 辛亥 | かのと い |
19 | 壬午 | みずのえ うま | 49 | 壬子 | みずのえ ね |
20 | 癸未 | みずのと ひつじ | 50 | 癸丑 | みずのと うし |
21 | 甲申 | きのえ さる | 51 | 甲寅 | きのえ とら |
22 | 乙酉 | きのと とり | 52 | 乙卯 | きのと う |
23 | 丙戌 | ひのえ いぬ | 53 | 丙辰 | ひのえ たつ |
24 | 丁亥 | ひのと い | 54 | 丁巳 | ひのと み |
25 | 戊子 | つちのえ ね | 55 | 戊午 | つちのえ うま |
26 | 己丑 | つちのと うし | 56 | 己未 | つちのと ひつじ |
27 | 庚寅 | かのえ とら | 57 | 庚申 | かのえ さる |
28 | 辛卯 | かのと う | 58 | 辛酉 | かのと とり |
29 | 壬辰 | みずのえ たつ | 59 | 壬戌 | みずのえ いぬ |
30 | 癸巳 | みずのと み | 60 | 癸亥 | みずのと い |
干支の算出方法
(西暦-3)÷60を計算して、そのあまりが干支の順番となる。
例:2009年の場合
(2009-3)÷60=33あまり26
表の26番目を見ると己丑(つちのと うし)
因みに甲子園球場は甲子の年(1924(大正13)年)に完成したので「甲子園」と名付けられました。
【十干】
十干 | 読み | 和読み | 語源 |
甲 | こう | きのえ | 木の兄 |
乙 | おつ | きのと | 木の弟 |
丙 | へい | ひのえ | 火の兄 |
丁 | てい | ひのと | 火の弟 |
戊 | ぼ | つちのえ | 土の兄 |
己 | き | つちのと | 土の弟 |
庚 | こう | かのえ | 金の兄 |
辛 | しん | かのと | 金の弟 |
壬 | じん | みずのえ | 水の兄 |
癸 | き | みずのと | 水の弟 |
十干は五行を陰陽に別けた物。
【十二支】
十二支 | 読み | 和読み | 動物 | 方角 | 表す時間(大体) |
子 | し | ね | ねずみ | 北 | 午前0時 |
丑 | ちゅう | うし | うし | 北北東 | 午前2時 |
寅 | いん | とら | とら | 東北東 | 午前4時 |
卯 | ぼう | う | うさぎ | 東 | 午前6時 |
辰 | しん | たつ | たつ | 東南東 | 午前8時 |
巳 | し | み | へび | 南南東 | 午前10時 |
午 | ご | うま | うま | 南 | 午後0時 |
未 | び | ひつじ | ひつじ | 南南西 | 午後2時 |
申 | しん | さる | さる | 西南西 | 午後4時 |
酉 | ゆう | とり | とり | 西 | 午後6時 |
戌 | じゅつ | いぬ | いぬ | 西北西 | 午後8時 |
亥 | がい | い | いのしし | 北北西 | 午後10時 |
十二支には動物が割り当ててあるので、覚えやすく現代でも十干に比べて残っていますね。
因みにベトナムやタイでは丑は水牛、卯は猫、未は山羊、亥は豚に変わる。
うさぎ年の人が、ネコ年生まれとか言うと面白いかも…
時間では、よく丑寅勤行とか言いましたよね。
落語などでも「草木も眠る丑三つ時」と言ったりするので馴染みがあります。
昔の日本では、現代の定時法と異なる不定時法が使われていました。
定時法とは1日を24時間に等分割し、時間の長さは季節に依らず一定な現代の時間法です。
一方、不定時法とは、夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時間法で、江戸時代以前に使われてきた時間概念です。
日出と共に起き日没と共に寝る昔の生活に根ざした時法ですが、季節により昼夜の長さが変わるので時間の長さが変わってしまいます。
不便なようですが時計のない人にとっては太陽の高さで大体の時刻がわかるので却って便利です。
日蓮大聖人の時代も当然、不定時です。冬の夜は長い。
冬至を向かえ殊更長い夜には、御書を拝読しては如何?(本を読むと即効で寝ちゃう人はご用心w)