カビの発生条件は
1.栄養
2.気温
3.湿度
と前回、記載しましたが今回は「栄養」について考えます。

 カビは気温20~25度以上、湿度70~75%以上の環境を好みます。
換気やエアコンを使って結露を防いでいれば、かなり押さえられますが
カビだって生き物、栄養が無ければ生きていけません。

 カビの栄養になるものには、浴室の湯垢や石鹸カス、トイレの汚れ、キッチンの食べ物汚れ(シンク、冷蔵庫、オーブン、ガスレンジ周辺)ダイニングの食べこぼしのほか、押入れの布団、壁紙の糊などありとあらゆる有機物を栄養にします。
 また、これらの物はゴキブリなど害虫のエサにもなります。

 纏まった栄養素がなければカビの胞子があっても増えていきません。
 通常この時期、10畳の部屋では約24550個の胞子が飛んでいると言われている。
 そしてカビは2日間で1万倍に増殖すると言われています。

気をつけよう
 部屋を細めに掃除していれば良いのですが、なかなかうまく行かない時もあります。
 最低限、ゴミの処理と洗濯物の部屋干しを気をつければ、かなりカビの発生を押さえられます。
 流しやゴミ箱のゴミは溜めても2~3日で処分しましょう。特に「生ゴミ」は湿度もありスグにカビが増殖します。
 洗濯物の部屋干しも布団にカビが生えるように衣類も何気にカビが増やします。
 干し物は空気との触れている面積が多くその分胞子がくっつきやすく、しかも石鹸カスが栄養になります。
 最近は部屋干し用の洗剤もCMをしていますが、部屋の湿度が上がるので避けた方が無難です。

 また、カビの胞子を減らすのに「空気清浄機」を使うのも良いですが「ヘパフィルター仕様」(カビの胞子を通さない)の空気清浄機でないと意味がありません。逆にカビ胞子をまき散らす結果に成ります。また、むやみに掃除機で掃除すると同様の結果になります。雑巾でのふき掃除をしてみましょう。

消毒用アルコールの活用
 掃除の時に消毒用アルコールを使って見ましょう。
 薬局などで500mlで6~800円程度で販売しています。
 アルコールでふき掃除をすれば栄養除去と胞子の殺菌もできます。一石二鳥ですね。
 ※アルコールは対象物によって家具などを傷めてしまう事も有りますので見えない場所で試してから使いましょう。

 アルコールは皮脂や油分を除去しますので手袋などをして保護をし火気に注意して掃除しましょう。

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