06/02/12: 栄養素 ビタミンB12
水溶性ビタミン | ビタミンB12(シアノコバラミン,Cyanocobalamin、コバラミン,Cobalamin) |
主な働き | ●たん白質をつくるのに関与し、動脈硬化を予防。 ●神経の機能維持に関与し、肩こり・腰痛の緩和。 ●赤血球の形成に役立ち、貧血に効果。 |
推奨量*1 (又は目安量*2) | 2.4μg |
上限量*3 | ― |
成人一日最大薬用量*4 | シアノコバラミンの場合 1500μg |
多く含む食品*5 | 動物性食品に多く含有される一方、野菜、果物にはほとんど含有されない。 レバー、魚、卵、乳製品。 |
摂取時の注意 | 熱、アルカリに不安定。 水溶性である。調理の際の損失に注意しなければならない。 |
欠乏症 | 悪性貧血、全身けん怠、顔色そう白、とう痛の激しい舌炎、下痢、腹部膨満感、食欲不振、知覚障害、振動覚低下、精神異常などの症状が現れます。 | 過剰症 | 過剰分は尿中に排泄されるため、過剰障害は発生しない。 |
補給を特に心がけた方がよい人 | ●貧血ぎみの人 ●妊婦・授乳婦 ●野菜だけの食事に偏りがちな人 |
*1 | 推奨量/ほとんどすべての人々が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量 |
*2 | 目安量/十分な科学的根拠が得られない場合に、良好な栄養状態を維持するのに十分な量(推奨量を決めるための十分な調査結果がない場合に目安として示された一日の摂取量) |
*3 | 上限量/ほとんどすべての人々が、過剰摂取による健康障害を起すことのない栄養摂取量の最大量( *1 *2 *3 は「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より) |
*4 | 「ビタミン主薬製剤製造(輸入)承認基準」より |
*5 | 「五訂 日本食品成分表」より |
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