2010/02/07  信じるか、信じないかは、アナタ次第です。

 ecoさん、相変わらずですね。(^^)
 富士宮ボーイ掲示板のNo.28835の「Breakfast-Club氏のデタラメな記事に対する反論」は反論になってないですよ。
 ちっとも考証されてないよ。
 ecoさんのブログにはコメント欄が無いので、こちらに書きます。
 富士宮ではスレチだし、ecoさん絶対こちらをご覧になられているでしょうから。(^^)

 基本的なデータを。
 61式戦車
 車幅2,950mm車重35トン
 1955(昭和30)年開発開始、正式採用1961(昭和36)年4月
 560輌が生産され、2000(平成12年)年に全車退役。

 74式戦車
 車幅3,190mm車重38トン
 1964(昭和39)年開発開始、正式採用1974(昭和49)年
 873輌が生産され、逐次退役予定。

 90式戦車
 車幅3,400mm車重50.2トン
 1977(昭和52)年開発開始、正式採用1990(平成2)年
 現在341輌が生産されている。
 配備は北海道が殆どで、本州では富士教導団などの教育部隊ぐらいにしかない。

 次期主力戦車TK-X
 車幅3,240mm車重44トン(予定)

 で有楽町線
 7000系の車両幅2,800mm
 軌間1,067mm (狭軌)

 有楽町線の設計は何度となく変更されているが、初設計は1968(昭和43)年。
 有楽町線開発当初に61式戦車を想定とかも無理がある。
 初設計時点で74式は公表されている。なぜ次期戦車を考慮しないのかが、矛盾する。
 戦車の事を考慮していたのなら、標準軌(1,435mm)や広軌で設計した方が有利。
 なぜなら初の地下鉄銀座線は標準軌で作られているしね。
 そもそも鉄道の車両限界は、最大幅は3,000 mm、最大高は4,100mmとなっていて、61式は設計時点で鉄道運搬は考慮したが74式の設計では鉄道運搬を考慮していない。
 ちなみに標準軌の新幹線の車両限界は、最大幅は3,400 mm、最大高は4,500mmとなっている。
 標準軌での戦車運搬なら可能かもしれないが、テストもしてないし台車も無い。
 60~70年代のモータリゼーションによって戦車の鉄道運搬は無くなったと考えるのが妥当なのではないでしょうか?

 それに有楽町線は1970年代後半からシールド工法で作られているが、駅や地上部分は開削工法で作られている。
 開削部分の幅は電車車両幅ぎりぎりで設計施工されている。
 駅のプラットホーム反対側などは壁ですよね。
 車両の窓から手を伸ばせば壁に触れられる幅しかないのに、そこを戦車が通ると考えるのは戦車幅を知らないからでしょうね。
 また複線シールドなら直径は9mぐらいありますが、単線シールドは4.5m弱程
 http://www.tawatawa.com/densha1w/page008.html
 これらの写真を見れば判りますが軌間1mちょっとで、単線シールド部分などは床幅が2mぐらいしかないのが判る。
 他にも保線用線路の合流部分では袖壁もありますよ。
 この点でも、自走は無理ですよ。

 例え台車に戦車を積んでも、搬出手段が無い
 そもそも階段が通れる様に出来ていない。
 階段の傾斜角度も小学校基準でも蹴上げ160mm踏面260mmだから31.6度になる。
 戦車の設計登坂角度は31度。
 通常、駅の階段傾斜はもっとあるので戦車は登れない。
 それに建築基準法で、幅3m以上の階段には中間に手すりを設置しなければならないから、地上に出るのに手すりの撤去もしないとならない。
 どうにかして、駅に着いても地上に出る手段が全く無い。
 そんなんでは「有楽町線は軍事利用を考えてる」とは言えませんよ。

 一見、「戦車が運べそうだ」とするから都市伝説なんですよ。

 追記
 ああ、そうそう別にecoさんを全否定するつもりはないですよ。
 現実的に有楽町線の軍事利用の不可能を示したかっただけですんで。