11/04/05: 津波シェルター

 ここ数日、大津波に対応した避難場所が作れないものか?と思案していた。
 ネットを検索すると、津波批難場所の形式は「津波避難ビル」や階段を上りきった高台などの「避難場所」が多いようだ。
 参考:津波避難シェルター
 また、「浮遊型」の特許もあるようです。

 「津波、洪水に対する浮上避難設備」

 「津波シェルター」
 でも、これらは「船」なので、繋留する土地がいる。高さ20mの津波に対応するには、敷地長も20m必要なのでしょう。

 どれも、今回の震災のように高さ数十メートルの津波は想定していない。
 せいぜい5~10m程度のようだ。

 そこで、新しい形の津波シェルターを考えてみた。
津波シェルター(案)
 言うなれば、潜水型の津波シェルターだ。
 酸欠対策に、スキューバ用の圧縮ボンベを装備して、今回の津波の様に引くまで半日ほど耐えられる用にする。

 従来の高台に避難するのと併用で、車イスや寝たきりの階段を登るのが、困難な人を収容する。
 従来の津波シェルターは、鉄骨造の「火の見櫓」のような物で、高い津波には、より高い櫓を作らないとならない。
 しかし、これなら津波の高さが20mであろうが、関係ない。
 一時的に空気層に、津波が引くまで留まるだけの性能で十分だ。

 ドアの気密が保たれれば、車イスのままで批難できる。
 思いつきのアイデアなので、不十分の所は一杯ある。
 避難民を津波の真っ只中に置く事にもなるので、国などは承認しないかも知れない。
 でも、今回の震災で、多くのお年寄りや入院患者が亡くなった事を思うと、
 出来れば、なるべく「ストレッチャー」や「車イス」のままで短時間に批難出来る方法を考えなければ、もう二度と三陸などの津波のハザードマップ地域には住めなくなるとも思うのです。