2009/04/04  ペットの成仏。

我が家の猫は19年10ヶ月の永きに渡りアイドルでした。

先週の金曜日にトイレに上れなくなり、土曜日の朝、病院へ。
先生の話ではもう年なので打てる手はないとの事。
とりあえず点滴と痛み止めを打ってもらい帰宅しました。
夜は好きなカツオの刺身を5切れ食べてまだ元気でした。
日曜日の午後に自力で立てなくなり水も飲めない状態へ。
夜会合から帰ると呼吸するのがやっとの状態で、妻は「もう少しで帰ってくるから」と励ましつつ、待ってました。
朝までまんじりと題目を上げながら過ごし、仕方なく仕事へ行く事にする。

11時に妻から電話があり亡くなったのを聞きました。
急遽帰宅し猫の元へ、少し吐いてましたが安らかな顔でした。
今までに無い程、泣きました。
次々と思い出が蘇ります。
我が家に来た時の事、予防接種の事、引っ越しで新居に来た時の事等など。

姉も3月初旬に猫が身罷り、荼毘に臥したばかりでペット斎場の電話番号を聞き予約をする。
読経は出来る旨を伝え骨壷だけ用意してもらう。
(斎場の経営母体は日蓮宗らしいが他にないので仕方がない)
予約した4月1日には友人も参加してくれた。
猫が我が家に来た時もいた友人だ。
「初日に一緒だったから最後も参加するよ」と。

斎場で方便品自我偈を読経し千日尼御前御返事を拝読しました。
臨終に色変じて白色となる又軽き事鵞毛(がもう)の如し軟なる事兜羅緜(とろめん)の如し。(P1316)

畜生と言えども成仏はあると思います。
毛があるので色が白いかは、判りませんが(笑)柔らかく軽くなり成仏していたと確信します。


約20年間、殆ど病気もせず最後の2ヶ月ほどで急激に衰え眠るように逝きました。
本当に飼い主孝行な猫で「ありがとう」と言いたい。
今も周りに居て見守っている気がします。
荼毘に臥した今では、未入信の妻が毎日仏前に手を合わせ題目三唱をしています。
ありがたい事です。