2011/03/26 まぁ、信じられないのも無理はないが…。
今回の震災に限らず、こういった混乱期には「デマ」や「虚報」が流れるものです。
こういった時には、人間は自分の欲しい情報に飛びつく物でもあります。
やれ、『外国人が暴動・略奪してる。』とか『レイプが多発している。』『もし雨が降ったら絶対雨に当たるな。確実に被曝する。』など。
大抵こういったデマには最後に『政府は事実を隠蔽している。』なんて付いてます。
私は別に、「被災地に盗難が無い。」とも「性犯罪が起きてない。」とは言いませんが、該当する被害者も犯人も出てこない情報は「デマ」と言っても差し支えないと思います。
さて、私の住む神奈川でも以下のような情報が流れてきました。
↑を聞いたら、「政府は何てこと、しやがんだ。」「元々の日本の基準って世界から見たら高いんだ。」って思うでしょうが、ちょっとタンマ。
元ソースの付いてない情報は疑いましょう。
デマのWHOの基準が1Bq/Lって書いてあるが、このWHO公式日本語ページでは10Bq/Lだな。
飲料水の安全性について
17日までの日本の基準も10Bq/Lだから、元々高い訳ではありません。
またこれ↓を見ると各放射性核種の基準が書いてある。
WHO飲料水 水質ガイドライン
↑これのP202から記述があります。
1Bq/Lってのは放射性核種(ヨウ素だとかセシウムだとか)を特定しない場合の基準ですね。
放射性核種を測定するとお金がかかるから、途上国には無理なので、核種が判らないなら1Bq/Lねって事。
アフリカや北朝鮮みたいに河や井戸水に、放射性鉱物が混じってたりすると問題ですからね。
例えばヨウ素で300Bq/Lは年間通して摂取しても2.5mSv/年なので基準を満たしてます。
これより多く摂取している地域もありますから。
それに今回の300Bq/Lの基準も前に策定してあった様です。
「原子力施設等の防災対策について」の一部改訂についてのP23~に記述あり。
いきなり上がった風になったのは、記者会見の官房長官等が、よく把握してなかったのが原因ではないでしょうか?
「30倍に基準を変えた」との批判はあたりませんね。
今回みたいに事故などで一時的な摂取の基準はこれ↓が22日に出ています。
WHO SITREP NO 13(WHO状況報告№13 2011/3/22)
元はIAEAの安全基準から。
ヨウ素I-131 3000Bq/L
セシウムCs-137 2000Bq/L
今回政府が『暫定で』改定した基準は、1/10ですよ。
そりゃ、政府与党の民主党が、歯切れの悪い答弁に終始し、復興のリーダーシップが取れていないからって『デマ』に躍らされてはいけません。
そりゃ、放射性物質を摂取しないに、こした事はありませんが、この世界に被曝をしない土地なんぞありはしません。
赤道に近い国々や、標高の高い国は10mSv/年以上です。
普通に暮らすだけで、日本の5倍以上被曝する訳です。
それこそ、岐阜県神岡にあるカミオカンデみたく地下1000mで、暮らせばグッと被曝量は減ります。(笑)
政府を叩きたいモノは、これらのデマを使って叩くでしょう。
被災地の様に、ネットなどのインフラが整わなくて情報弱者になっているならともかく、こうやってブログを読んで、情報を引き出せるのならば、デマに脊髄反射せず、元ソースをあたって吟味してからでも遅くはありませんよ。
日頃デマに晒される我々学会員は、しっかりと見極めましょう。(^^)
こういった時には、人間は自分の欲しい情報に飛びつく物でもあります。
やれ、『外国人が暴動・略奪してる。』とか『レイプが多発している。』『もし雨が降ったら絶対雨に当たるな。確実に被曝する。』など。
大抵こういったデマには最後に『政府は事実を隠蔽している。』なんて付いてます。
私は別に、「被災地に盗難が無い。」とも「性犯罪が起きてない。」とは言いませんが、該当する被害者も犯人も出てこない情報は「デマ」と言っても差し支えないと思います。
さて、私の住む神奈川でも以下のような情報が流れてきました。
世界の飲料水の放射性物質の基準値と言ったたぐいの物。
WHO基準 1ベクレル(Bq/L)
WHO緊急時基準 10ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)
3/16以前の日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L)
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L)
3/17以降の日本の暫定基準値
ヨウ素 I-131 300ベクレル(Bq/L) 以前の30倍
セシウムCs-137 200ベクレル(Bq/L) 以前の20倍
この原発事故のどさくさにまぎれて、政府は基準を引き上げた。
↑を聞いたら、「政府は何てこと、しやがんだ。」「元々の日本の基準って世界から見たら高いんだ。」って思うでしょうが、ちょっとタンマ。
元ソースの付いてない情報は疑いましょう。
デマのWHOの基準が1Bq/Lって書いてあるが、このWHO公式日本語ページでは10Bq/Lだな。
飲料水の安全性について
17日までの日本の基準も10Bq/Lだから、元々高い訳ではありません。
またこれ↓を見ると各放射性核種の基準が書いてある。
WHO飲料水 水質ガイドライン
↑これのP202から記述があります。
1Bq/Lってのは放射性核種(ヨウ素だとかセシウムだとか)を特定しない場合の基準ですね。
放射性核種を測定するとお金がかかるから、途上国には無理なので、核種が判らないなら1Bq/Lねって事。
アフリカや北朝鮮みたいに河や井戸水に、放射性鉱物が混じってたりすると問題ですからね。
例えばヨウ素で300Bq/Lは年間通して摂取しても2.5mSv/年なので基準を満たしてます。
これより多く摂取している地域もありますから。
それに今回の300Bq/Lの基準も前に策定してあった様です。
「原子力施設等の防災対策について」の一部改訂についてのP23~に記述あり。
いきなり上がった風になったのは、記者会見の官房長官等が、よく把握してなかったのが原因ではないでしょうか?
「30倍に基準を変えた」との批判はあたりませんね。
今回みたいに事故などで一時的な摂取の基準はこれ↓が22日に出ています。
WHO SITREP NO 13(WHO状況報告№13 2011/3/22)
元はIAEAの安全基準から。
ヨウ素I-131 3000Bq/L
セシウムCs-137 2000Bq/L
今回政府が『暫定で』改定した基準は、1/10ですよ。
そりゃ、政府与党の民主党が、歯切れの悪い答弁に終始し、復興のリーダーシップが取れていないからって『デマ』に躍らされてはいけません。
そりゃ、放射性物質を摂取しないに、こした事はありませんが、この世界に被曝をしない土地なんぞありはしません。
赤道に近い国々や、標高の高い国は10mSv/年以上です。
普通に暮らすだけで、日本の5倍以上被曝する訳です。
それこそ、岐阜県神岡にあるカミオカンデみたく地下1000mで、暮らせばグッと被曝量は減ります。(笑)
政府を叩きたいモノは、これらのデマを使って叩くでしょう。
被災地の様に、ネットなどのインフラが整わなくて情報弱者になっているならともかく、こうやってブログを読んで、情報を引き出せるのならば、デマに脊髄反射せず、元ソースをあたって吟味してからでも遅くはありませんよ。
日頃デマに晒される我々学会員は、しっかりと見極めましょう。(^^)