2009/02/16  人間革命が国を変える。

先日ニュースにもなりましたが、熊本日日新聞社の子どもネットの記事から

不法入国
まじめに暮らしても退去

 埼玉[さいたま]県蕨[わらび]市に住むフィリピン人家族が「日本から出て行きなさい」という強制退去処分を日本政府から受けました。カルデロン・アランさんという男性と妻、長女で中学一年、のり子さんです。

 特別に日本にいさせてほしいと求めたところ、一月十四日まで日本に残ることが認められましたが、その後どうなるかわかりません。

 カルデロンさんと妻は十五年前と十六年前に相次いで日本に来ました。外国に行くときは、身分や国籍[こくせき]を証明する旅券(パスポート)を自分の国から発行してもらいます。それがにせものだと「不法入国」となり、母国に帰されます。カルデロンさん夫婦の場合は、二〇〇六年に他人の名前の旅券だったことがわかったのです。

 考えなければならない点がいくつかあります。

 まず住む場所を決めたり、あちこちを旅行したりするのは自由で、だれかに指図[さしず]されたり、禁止されたりしないという原則があります。「居住・移転の自由」として憲法もすべての人に認めています。憲法は外国に移住したり、国籍をはなれたりする自由も認めています。それなのに憲法の下にある法律や制度がきびしすぎないかどうか。

 また貧しい国の人々は、家族の暮らしを助けるため、賃金の高い豊かな国で働きたいと、法律をおかしても入国してくることがあります。入国の仕方は悪くても、その後まじめに働き、社会にとけこんで暮らしている人も少なくありません。

 そういう人を、十年以上も前の法律違反[いはん]を理由に、無理やり追い出していいのかどうか。

 のり子さんは日本で生まれ、日本語しかしゃべれません。日本の学校に通い、友達がたくさんいて、日本に残れるように応援しています。記者会見では「自分は日本人だと思っていた。両親に重い責任があるが、日本で勉強してがんばりたい」とうったえています。
真面目なのは当たり前で「日本人」も「外国人」も関係が無いね。
くまにちの記者はマクリーン事件を知らないらしい。

日本と言う国は東アジア諸国の中では大変裕福です。
日本に出稼ぎに来ている外国人はたくさん居ます。(適法不法は問わず)

来日の理由も色々あるでしょう。
知り合いのイラン人はイ・イ戦争で来日し摘発されて国に帰りましたし、韓国の方は日本に留学し貿易会社に就職して日本にいます。

日本は難民認定も少ないですし、問題もまだまだありますが、安易に「日本に行けばお金が稼げる」では駄目だと思います。

日蓮大聖人は御書で
立正安国論
汝早く信仰の寸心を改めて速に実乗の一善に帰せよ、然れば則ち三界は皆仏国なり仏国其れ衰んや十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊れんや(P32)

上野殿後家尼御返事
夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はず・ただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふ・これにまよふを凡夫と云う (P1504)
と仰せです。

まず、自分の故郷で三変土田をしなければ豊かな国になりません。
戦争や飢餓、政情不安もあるでしょう、しかし自分の家族のいる故郷を変えなければ(正法を打ち立てねば)何時までも同じ様な状況です。

先日、東南アジアからの留学生に出会いました。日本の大学に農業を学びに来ているそうです。
「勉強して帰って、国を豊かにするんだ」と言っていました。
インドからの国費留学生にも会った事もあります。
「日本は負けた戦争後にも、また豊かになって先進国になっている。日本の教育はスバラシイ」と言ってました。

国を豊かにするのは『人』で『物資』ではありません。
物資が足りない国は「そんな事言ってられない」と言うでしょうが、援助に頼ってばかりでは人材は外国に流出し国は変わらない。

「衣食足りて礼節を知る」(菅子)とも言いますが、衣食の足りる日本でも礼節が足りてません。
仏法的には「礼節(正法)を知って衣食足りる」かなと思います。

創価班の同志が外国人の友人を折伏しました。月末に御本尊送りが出来る様です。
彼には「最初の一人」になり幸せになって貰いたいと思います。