2009/01/31  日本のマスコミは流さない世界の景気対策

日本より先に「商品券方式」の定額給付をした台湾。
概ね評判は良いみたいです、日本のマスコミは流さないけどね。
放送法には「中立」って書いてあるんだけどなぁ~?

観測站>>抗韓 我々は台湾製品を愛し経済を救うべきだ
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「振興経済消費券」が来週日曜(1月18日)からスタートするが、
ネット上でも「台湾製品を愛して経済を救おう」という風潮が巻き起こっている。
馬英九政権が提案した3,600元の消費券政策に賛成しようとしまいと、
政府が起債して消費券を発行することは既に争いようの無い事実だ。
網友たちは、「消費券が必要か不要か」という議論から、
既に「どのように消費券を使うことが台湾の経済を救うか」という議論に移っている。

このところネット上では「貨幣乗数効果論」を強調する動きが盛んに広まっている。
台湾で作られた製品を3,600元分買うことにより、まず店が600元の儲けを得て、
残りの3,000元で新たな品物を入荷元する。
入荷元は300元の利益を得て、差額の2,700元で工場に注文をする。
工場は500元の利潤を引いた2,200元で材料を買って商品を生産する。
材料商は200元を自分の手元に残して原料生産商から2,000元の原料を仕入れる。
原料生産商は1,700元を使って国外から原料を輸入し加工するので300元が懐に入る。
このような流れを仮定すると、国内で少なくとも5階層の消費があり、
国内における総営業額は13,500元で国外が1,700元、総利潤は1,900元となる。
これらに該当する推薦商品には、他ならぬ家電などの3C製品や衣服、外食などによる消費が
含まれており、網友たちは3,600元の消費券によって台湾経済には3~5倍の経済効果が
発揮されるのではないかと計算している。

また、政府が台湾の双D(DRAMおよびTFT LCD)産業に金融支援を行おうとしていることも
全国の納税者たちの関心を集めており、ネット上で久しく見なかった愛国言論に火がついている。
双D産業の苦境は、台湾と韓国が科学技術産業において熾烈な戦いがあることを
網友たちに示している。
このため、多くの網友たちは韓国製品の不買活動を呼びかけており、
さらに、韓国政府がいかに政治的力をもって韓国人にLGやSAMSUNGだけを使わせて
世界的な韓国ブランドを作り出したか、またそのブランド力で台湾のパネルやDRAMなどの
電子構成部品業に圧力をかけたかを熱烈に討論している。

網友たちは特に、最近の韓国DRAMメーカーが韓国のウォン下落を優位に利用し、
また韓国政府がバックについて破格の値段でDRAMを売ることを支持することにより、
この機会に台湾のDRAMメーカーを押しやろうとしていることに憤慨している。
さらに、台湾のパネル、液晶画面、携帯電話、自動車、衣服、鋼鉄、造船など各種産業でも
同様の状況が発生しており、網友たちは「団結の力は大きい」として立ち上がり、
韓国製品をボイコットして台湾の電子製品ブランドを支持している。
もしやむを得ず外国製品を買うときは、台湾が自分で生産していない電子構成部品の
日本メーカーの製品を選ぶようにするという。

台湾社会は常に「自由と民主」を強調し、世界貿易の経済体に頼るにも自由経済と
いかなる人種も敵視しないことを尊重してきた。
しかし、韓国製品のボイコットを始めた網友たちは、
韓国政府による道理無き国内市場保護の手法に対し、「目には目を」と考えている。
網友たちは、韓国の部長が外国タバコを吸ったせいで辞任したり、
韓国ドラマの中では外国車が出てくるにもロゴを隠さねばならなかったりなど、
各種のやり方で外国製品(韓国で生産されていないものを除く)の使用を
敵視するよう教育していると指摘している。
(01/12 17:01)

聯合晩報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
http://www.udn.com/2009/1/12/NEWS/STOCK/STO1/4683510.shtml (原文中国語・繁体字)
一部不買運動?にも記事はなっているが皆で商品券を使いましょうと呼びかけている。
「法律が出来た今は要不要の時ではなく、どう使うかだ」と非常に前向きですね。

民主党は衆議院で再可決するのが目に見えているのだから、引き伸ばし作戦なんかしないで次のステップにいったら?
相変わらず民主党は国民を見ていないね。

2009/01/31  拝金主義者は恥知らず。

ニューヨーク・ウォール街のボーナスが下がったと聞いて、「ボーナス」って「賞与」なんだから公的資金注入されたのだから、『無し』で良いんじゃないの?
と思ってました。

世界の雑記帳:ウォール街の年末ボーナス縮小=調査

 1月27日、ウォール街の年末ボーナスが縮小したとの調査結果が明らかに。昨年10月に駅で撮影(2009年 ロイター/Shannon Stapleton) [ニューヨーク 27日 ロイター] ウォール街で専門職として働く人の多くが今年は少なめの年末ボーナスを持ち帰り、およそ半分に相当する人がボーナスの額に満足していないことが27日発表の調査で分かった。

 eFinancialCareers.comが実施した調査によると、回答を寄せた人の54%は今年はボーナスが減少。3分の1以上の人が昨年に比べて少なくとも31%少ない額を受け取ったと答えた。また、10人に1人がボーナス額が70%以上下がったと回答した。

 一方、12%の人がボーナス額は少なくとも昨年よりも51%増加したと答えた。調査は現在雇用されている900人を対象に今月実施された。

 調査に回答した人の5人に1人がボーナスに満足しておらず、26%がとても不満だとした。大多数の人が2009年に転職活動を予定しているという。

2009年1月28日 17時10分
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/
news/20090128reu00m030012000c.html
3~7割とか下がったと聞いて当然か。と思っていたら

『ウォール街 無責任』 オバマ大統領巨額賞与を批判
2009年1月30日 夕刊

 【ワシントン=古川雅和】オバマ米大統領は二十九日、金融危機を招いたウォール街の金融機関が巨額のボーナスを昨年支払っていたことについて「無責任の極み。恥ずべきことだ」と、強い怒りをみせた。ホワイトハウスで記者団に語った。

 ウォール街に本店を構える金融機関の昨年のボーナス総額をニューヨーク州が二十八日に発表。金融危機による業績悪化で二〇〇七年より四割以上減ったが、それでも百八十四億ドル(約一兆六千六百億円)に達した。一人当たりの平均金額は約十一万二千ドルになる。

 オバマ大統領は記者団に向け、金融危機の原因をつくり公的資金で救済されたウォール街の金融機関が、景気拡大期の〇四年と同規模のボーナスを出していたことを厳しく批判。国民が景気後退に苦しみ、政府や議会が景気対策を検討していることを強調し「(金融機関は)節度や自制心、責任感を見せるべきだ」と語気を強めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009013002000239.html
それでも平均で1000万円超の年末のボーナス支給だったと……。史上6番目のボーナス額だそうです。

中小の零細企業はそれこそボーナスが減ってるのは当たり前で無い所もあるご時世にだ。

世界的な金融不況を出したと言う自覚が無さ過ぎるね。

池田先生のSGI提言での「人道的競争」が重みを持ちますね。

2009/01/24  民主党の欺瞞。

定額給付金に反対する民主党。
さも、国民の味方のようなフリをするが、本当にフリであって国民の事なんか考えてない。
政権が取りたいだけさ。

民主が税制大綱骨格 「給付つき税額控除」導入を明記
 民主党税制調査会(藤井裕久会長)は10日、2009年度税制改革大綱の骨格を固めた。現行の所得控除方式の基礎控除に代わる「給付つき税額控除」を導入し、納税額が控除枠に達しない低所得者には給付金を支給。食費など生活に不可欠な支出にかかった消費税分の還付制度も盛り込む。税制と社会保障の一体改革を通じて生活者支援の拡充を目指す。

 給付つき税額控除は、低所得者の就労や子育てを支援する目的で米国や英国などが相次ぎ導入。所得税額から一定額を差し引く税額控除と低所得者向けの給付金を組み合わせる。税額控除額を5万円とした場合、納税額が10万円の人は5万円に軽減。納税額3万円の人は税額ゼロとなり、さらに2万円が支給される。納税額がゼロの人には5万円を支給する。(08:35)
 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081211AT3S1001N10122008.html
ねぇ、定額給付金と給付つき税額控除とどう違うの?
定額給付金がバラマキなら、この給付つき税額控除はバラマキじゃぁないの?

あと、『子供手当てで2万6000円』なんて言ってるけど、財源を扶養控除・配偶者控除の廃止なんでしょ。
なんでマニフェストに書かないの?
http://jp.youtube.com/watch?v=BEVyPx4hvhQ&fmt=18


詳しくはhttp://www.komei.or.jp/blog/member/archives/2008/11/06_1142_44.htmlこれを見て。

そうそう、高速道路の無料化もウラがあるんだよね。
3年で高速道料金無料化 民主政権なら、と菅代表
 民主党の菅直人代表は22日午後、鳥取県米子市で講演し「民主党が政権を取ったら、3年以内に高速道路を無料化するとマニフェスト(政策綱領)に盛り込みたい。東京や大阪など混雑する所は例外的に有料とするが、地方では無料にした方が経済効果がある」と述べ、次期衆院選の経済対策の目玉公約として高速道路無料化を掲げる考えを示した。  無料化の財源としては「日本には現在約7000万台の車があり、1台に年5万円課税すれば3兆5000億円になる。料金所も廃止できる」ことなどを挙げた。  さらに「自由党と連立政権をつくる場合に備え、できれば共通のマニフェストをつくりたい。場合によっては、社民党とも部分的に共通なものをつくりたい」と述べ、マニフェストを野党共闘に活用する意向を示した。2003/06/22 12:41 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200306/CN2003062201000335.html
驚いたことに、5年半前の方針のままで撤回なんかしていないよね。
自動車1台5万円は所持してれば3年後も課税されるの?
しかも、無料化部分には『大都市区間』は除外なんでしょ?

国民のためにとか言いながら、これのどこが国民のためなの?


そうそう国対委員長がヤバそうね。
山岡議員に405万円
真岡市長「選挙応援に謝礼」
 真岡市の福田武隼市長が23日、記者会見し、「2001年4月の市長選で、民主党国会対策委員長の山岡賢次衆院議員(栃木4区)から公設秘書の応援派遣で報酬を求められた」と明らかにした。01年1月~03年3月に計405万円を支払ったといい、福田市長は「選挙を応援してくれた山岡氏への謝礼だと思った」と話した。

 福田市長によると、2000年12月、山岡氏と当時の公設秘書が市長宅を訪れた際、山岡氏から「(市長選の応援で)秘書をここに張り付けるので、それなりの報酬を支払ってくれ」と要求された。その後、福田市長が理事長を務める医療法人と、山岡氏側から指定された東京都内の学習塾経営会社で顧問契約を結び、医療法人側から顧問料として毎月15万円を支払ったという。

 福田市長は、山岡氏の元後援会長。「『応援を引き揚げたら困るだろう』というようなニュアンスのことを(山岡氏から)言われた。困ると思い、払ってしまった」とも話した。福田市長は、公設秘書が選挙で応援活動をしてくれたり、顧問業務が行われたりした認識はないという。

山岡氏「見返り」否定 山岡氏は事務所を通してコメントを出し、「関係するあらゆる選挙について秘書を派遣したり、物心両面で応援をしているが、見返りは受け取ったことがない」と説明。顧問契約に関しては「弁護士代などの諸経費と聞いている」とした。また、「市長当選後、寝返って政敵となった市長サイドの虚言であり、近々行われる市長選への悪質な妨害としか考えられない」としている。4月19日告示、26日投票の真岡市長選には、民主党が推薦する病院理事長、福田市長が後継として推す副市長の2人が立候補の意思を示している。

(2009年1月24日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20090123-OYT8T01133.htm
こんな民主党に投票するの?皆さん?

2009/01/23  5時間唱題。

先日は久しぶりに5時間唱題をした。

本当は10時間唱題のつもりだったのだが、午前中に仕事が入り半分になりました(:_;)
丁度タイミング良く就活中のニューリーダーN君からメール「一緒に唱題しませんか?」と。
「これから5時間唱題をするんだけど…」と返事をすると「ゼヒ一緒に」と即答(^^)

N君ん家に14時過ぎに行き
60分唱題、15分休憩、60分唱題、15分休憩、90分唱題、15分休憩、90分唱題
と20時半過ぎに達成。

N君は途中身悶えながら唱題し夢の事、職の事、病気の事とご祈念していた。
私は仕事の事、部の事、妻の事と祈りきった。

唱題後一時間程、懇談をする。
なぜ悩むのか?、上手くいかないのか?、どうしたら良いのか?
など質問を御書を引きつつ話す。

話をしながら「ああ、これはN君に語りながら自分に言っているんだな~」と、すーっと心に入る部分があった。

帰宅すると妻が夕ご飯を作り待っていた。
食べながらN君との会話を報告。
妻は「N君も大変ね」と素っ気ない返事、しかし彼女は見た目素っ気なくとも深く考えてたりするから侮れないw

食後、部長に報告をしPCでウェブ回覧して就寝。
24時前に寝るのも久しぶりw、充実の日でした。


皆さん所で、正座で足が痺れない方法はご存じ?
生まれつき、低血圧で痺れやすくてね。胡坐でも痺れます。良い方法はないのかな~?

2009/01/22  もらい泣き。

この間の出来事、ある人が着任するにあたり事前に指導も受け、上司にも創価班の内容を言い念には念を入れて有給を勝ち取った。

しかし当日、同僚が急病の為に出勤しなければならなくなった。1時間の遅刻で駆けつける事になった。
部長は指導会で「私の責任です、一念が足りませんでした、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
総括は「全ては長たる私の責任、私が不甲斐ないからこの様な結果になった。これから彼が(遅刻で)来るけども暖かく向かえてほしい、無事故で到着するのを祈ろう」と言葉を詰まらせながら、男泣きに泣いて語った。

総括は「有給を勝ち取った、それで気を抜いては駄目なんだ。彼は打てる手は全て打った。足らなかったのは私の一念だ」と。
皆は彼の状況が痛いほど知っていたし判った。総括の気持ちに私も泣いた。

一時間後、到着した本人は開口一番「言い訳の使用がありません、申し訳ありませんでした」とただただ頭を下げた。部長もまた頭を下げた。
皆、拍手こそしなかったが、心では万感の拍手をしていたと思う。

最後に総括は、また少し涙声で「さあ、暗い顔はお終い、笑顔で朗らかに行こう」と宣言した。

2009/01/20  とうとう逮捕です。

やっとこ特捜部が西松建設前社長を逮捕しました。
これで献金贈収賄も白日の元になるのでしょうか?

西松建設前社長を逮捕=裏金持ち込み、事前了承か-外為法違反容疑・東京地検
 準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)の裏金事件で、違法な裏金の持ち込みに深く関与した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は20日、外為法違反容疑で前社長国沢幹雄容疑者(70)=同日付で辞任=を逮捕した。海外担当の元副社長藤巻恵次容疑者(68)らから事前に報告を受け、了承したとみられ、不正は経営トップの刑事事件に発展した。
 調べによると、国沢容疑者は藤巻容疑者ら4人と共謀。2006年2月から07年8月までの間、税関に無申告のまま、裏金計7000万円を国内に持ち込んだ疑い。
 関係者によると、藤巻容疑者が海外事業の受注工作資金として、部下だった元海外事業部副事業部長高原和彦容疑者(63)に裏金作りを指示。高原容疑者が総額10億円以上を香港のペーパー会社名義の銀行口座などで管理していた。裏金は、タイ・バンコク市発注工事などの海外での受注工作に充てられたほか、必要に応じて一部が国内に秘密裏に持ち込まれていたという。(2009/01/20-21:43)時事通信
巨額な事件にも関らず、マスコミの扱いはやはり小さい。
民主党に打撃を与えないように配慮してんの?
Yahooもニュースのヘッドラインから早々に外すしね。

2004~06年の3年間で、小沢一郎民主党代表の「陸山会」に計1400万円も寄付してるんだよ。

2009/01/19  十界と十界互具

十界

五重の相対が開目抄で明かされた日蓮仏法の根幹であるとすれば、この十界論は、三大秘法と共に、観心本尊抄(如来滅後五五百歳始観心本尊抄)で展開されたという意味で、やはり、日蓮仏法の根幹であるといえます。
また、五重の相対も十界論と密接に関連しています。

一念三千論を学習する前提となるのも、十界論です。法華経の智慧でも池田先生が縦横に展開されておられますが、この十界論こそが、折伏の際に最も有効な武器となります。
ですから、十界論についてはいくらでも論じることができるのですが、ともかくまずは十界をすらすら言えるように。

十界とは
地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界
のことです。

地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏
『じごく・がき・ちくしょう・しゅら・にん・てん・しょうもん・えんかく・ぼさつ・ぶつ』という感じですらすら言える様になりましょう。

十界というのは、一瞬一瞬の生命の状態を十種類のカテゴリに分類したものです。
それでは、生命の状態というのは十種類しかないのかというと、そういうわけでもないのですが、仮に十種類に分類すると、このようになるということだと思ってください。

「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天」を六道(ろくどう)といいます。
そして、「声聞、縁覚、菩薩、仏」を四聖(しせい)といいます。


六道輪廻
もともとは仏教以前のバラモン教で六種類に分類していたものを、内外相対する中で、四聖が成立したのが十界論です。
その際注意すべきは、もともと六道というのは、生命の一瞬一瞬の状態のことをさす言葉ではなく、生まれた時に決まるものでした。
つまり、地獄界に生まれたら一生地獄界、修羅界に生まれたら一生修羅界だったのです。そして、生まれ変わる度に、その時の行いによって、次に生まれる生命の状態が決まるわけです。これを六道輪廻といいます。

仏教においても、法華経が説かれる前は、そのように捉えられていたのです。
ですから、仏界といえば釈尊だけの事だったのです。
畜生界に生まれたら、絶対に一生の内には成仏できなかったのです。
浄土宗で、死んでから、極楽浄土に行くとか仏に成るとかいうのは、その影響です。
それに対し、日蓮大聖人は、六道について、
観心本尊抄
瞋(いか)るは地獄・貪(むさぼ)るは餓鬼・癡(おろか)は畜生・諂曲(てんごく)なるは修羅・喜ぶは天・平かなるは人なり(P241)
といわれており、生命の一瞬一瞬の状態として捉えているのです。

まず、地獄、餓鬼、畜生でひとかたまりとして覚えましょう。
『じごく・がき・ちくしょう』

この地獄、餓鬼、畜生をまとめて「三悪道(さんあくどう)」といいます。「瞋(いか)るは地獄・貪(むさぼ)るは餓鬼・癡(おろか)は畜生」ですから、「貪瞋癡(とんじんち)の煩悩」に振り回される境涯です。
そこに修羅界を含めて「四悪趣(しあくしゅ)」といいます。


地獄界が一番低い境涯であることはすぐに判りますが、餓鬼、畜生、修羅は区別しにくいのでしっかりと覚えてください。
「生きること自体が苦しく辛いのが地獄界」
「欲望の奴隷が餓鬼界」
「本能のままに生き忘恩の畜生界」
「慢心があり攻撃的なのが修羅界」

畜生界については、
佐渡御書
畜生の心は弱きをおどし強気をおそる(P957)
という御文は有名です。
修羅界については「諂曲(てんごく)なるは修羅」といわれていますが、へつらい曲っている心が修羅界であり、本心を見せずに相手に媚びへつらい、内心は自分が優れ相手が劣っていると思うのです。
煩悩や本能には振り回されないので、畜生界よりは優れています。

『じごく・がき・ちくしょう・しゅら』まで覚えたら、次は、人界天界です。
『にん・てん』で、ひとかたまりにして覚えましょう。

全ての生命から見た時、私達はすべて人界です。
崇峻天皇御書
賢きを人と云いはかなきを畜といふ(P1174)
とあるように、物事の善悪を判断する力があります。
「平らかなるは人」と言われています。

天界とは、天、つまり神々の世界のことです。
満たされた満足の状態が天界です。「喜ぶは天」と言われています。
満たされる欲望にもいろいろな種類がありますので、それによって、天界も区別されるのですが、欲望を満たされた頂点の生命状態を「第六天の魔王」といいます。

欲望を満たされた喜びというものははかないものです。
これを「天人五衰(てんにんごすい)」といいます。天界は喜びがあります。
キリスト教などの他宗で神への祈りに喜びがあるのも、この天界の状態です。
しかし、生命の因果を知らず、生老病死という根本的苦悩を解決してはいません。
ですから、仏教以外の宗教では天界までにしか至れないのです。

環境に左右される人生なのです。

環境に左右されない永遠に崩れない幸福を仏道修行によって獲得しようというのが、「声聞、縁覚、菩薩、仏」の四聖です。だから内外相対されるのです。

繰り返します『じごく・がき・ちくしょう・しゅら・にん・てん』
ここまでが六道です。


四聖
声聞界・縁覚界は小乗教で得られる境涯です。「二乗(にじょう)」といいます。仏の声を聞くのが声聞界、事象を縁として無常を覚るのが縁覚界です。
『しょうもん・えんかく』が二乗であると、一括りで覚えるとよいでしょう。

無常に囚われ煩悩に苦しむのが「六道」で、無常を悟り煩悩を滅しようとするのが「二乗」です。自分の悟りに囚われ自分中心の利己(エゴイズム)が二乗(小乗)です。だから大小相対されるのです。

菩薩界は仏の悟りを求める「求道」と他者にも悟りを伝えようとする「利他」の実践があります。
利己が「二乗」であるのに対し利他が「菩薩」です。
「菩薩界の根本は慈悲」です。大乗仏教で得られる境涯であるともいえます。
しかし、仏の生命も自身の生命に備わる事が説かれていない。
利他を強調し利己の二乗を否定しました。十界互具がわからない。だから、権実相対されるのです。

日蓮大聖人は
観心本尊抄
世間の無常は眼前に有り豈人界に二乗界無からんや、無顧の悪人も猶妻子を慈愛す菩薩界の一分なり(P241)
といわれ、十界が互具していること。
人界にも二乗界が備わり、三悪道にも菩薩界が備わることを判りやすく示されています。

仏界は仏の境涯です。
宇宙と生命を貫く根源の法を悟った人のことです。釈尊、多宝如来、日蓮大聖人は仏です。
宇宙には本来、仏界の生命が備わり、九界の衆生の生命にも仏界が備わるのですが、それを悟るのが仏界であり、迷うのが衆生です。
「本来すべての生命に仏界の生命がある」といっても、宇宙を貫き三世永遠に仏界があることを示していないので、本迹相対され、三世永遠に仏の生命があるといっても、どうやれば仏の生命を現実にあらわすかの方法が説かれていないので、種脱相対されるのです。

仏といっても日蓮大聖人は凡夫の姿です。これは全ての衆生が仏になれる事を示す為なのです。

仏の生命を、弘安二年十月十二日に一閻浮提総与の大御本尊として御図顕されたのも、永遠に全世界の衆生を仏の境涯に悟らせるためです。御本尊に唱題すれば、仏界は現れます。
「法華経を信ずる心強きを名づけて仏界と為す」(日寛上人)なのです。
法華経を信じることは誰にでもできるのです。絶対的な幸福境涯になれます。

整理しますと、このようになります。

三悪道  地獄界、餓鬼界、畜生界
四悪趣  地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界
六道   地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界
四聖   声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界
二乗   声聞界、縁覚界

参考
三乗   声聞界、縁覚界、菩薩界
一仏乗  仏界


十界互具(じゅっかいごぐ)
法華経において初めて、一人の人間の生命に十界が全て含まれている事が証されました。
つまり、爾前経(にぜんきょう、法華経より前)までは、修羅界に生まれた人は一生修羅界であったのですが、その修羅界の人でも、仏界があるということを示したのです。
十界の生命の中に十界が具わっているので十界互具といいます。
十界互具が明かされたからこそ、私たちは、現世の凡夫のままでも仏の境涯を開ける可能性があることが証明されたのです。
どんな境遇に悩んでいる人でも仏界を開ける可能性があることが明らかになったのです。
ここにきてはじめて、生命が本質的に平等であるという法華経の真髄にいたるのです。
王も庶民も、僧も俗も、すべての生命は本質的に平等なのです。聖職者にも特権などないのです。


つまり間断ない悩み苦しみにさいなまれている人(地獄界の人)でも、地獄界から仏界までの生命状態を備えている。
善人の仮面をかぶってはいるが内実は自分の事しか考えていない人(修羅界)も、地獄界から仏界までの生命状態を備えている。
この法理によって、現在どんな境涯にある人でも、そのままの姿で仏界を現す(成仏する)ことができることが明かされた。十界互具とは「境涯革命」の法理である。

2009/01/17  お金に汚い人物は信用されない。

先日の西松建設の裏金献金の続報があった。

西松建設子会社が政界工作の窓口? 資金提供、裏金流出も
準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の外為法違反事件で、東京地検特捜部に元社長の宇都宮敬容疑者(67)が逮捕された子会社「松栄不動産」(同)が、西松の政界への資金提供の窓口だった疑いのあることが16日、分かった。松栄は民主党の小沢一郎代表が党首を務めた旧自由党の政治資金団体などに献金。西松が小沢氏ら国会議員8人の資金管理団体に事実上の企業献金を行った際のダミーだった政治団体の代表は、松栄の監査役を兼務していた。特捜部は松栄を通じて裏金も政界に流れていた可能性があるとみている。

 調べでは、宇都宮容疑者は、国内に持ち込まれた裏金の一部を受け取った疑いが持たれており、特捜部は外為法違反容疑で松栄も家宅捜索。特捜部では、松栄が裏金支出の窓口だったとみている。

 政治資金収支報告書などによると、松栄は平成13年、旧自由党の政治資金団体「改革国民会議」に200万円、14年にも100万円を献金。国会議員のパーティー券購入など、政界に資金を支出していた。関係者によると、これらの献金について、松栄は西松本社から指示を受けていた。

 松栄の社長には、西松の元幹部が歴代就任。宇都宮容疑者も13年に西松を退社すると同時に、社長に就任した。
 一方、西松はOBに2つの政治団体をつくらせ、与野党の国会議員側などに約4億8000万円の脱法的な政治献金をしていた。16~18年の間、最も献金額が多かったのは小沢氏だった。松栄の監査役を務めていたのは、このうちの一つ「新政治問題研究会」の代表者で、代表者は西松の土木営業本部営業管理部長などを歴任、退職して7年に同団体設立と同時に代表者となっていた。特捜部は同団体と松栄は一体で、松栄が政界工作の窓口だったとみており、「表」の献金以外に、裏金が政界に流れていなかったか注目している。

 また、宇都宮容疑者は、特捜部が西松本社を捜索した昨年6月、松栄を退社しており、特捜部はその経緯にも関心を寄せている。2009.1.16 23:22産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090116/crm0901162323038-n1.htm
私が関心を持つのは、別段に民主党だから自民党だからではない。
この様な一部業界や利権団体に有利な働きかけ(収賄)の温床の献金が嫌いなだけだ。
過去にも公明党にだって違法献金を受け取った議員はいる。

民衆の為の公党でなくて、何が生活の為なのだろう?
マスコミだってスポンサーのイメージダウンになる報道はしない。
皆、お金がからむと「理想」や「理念」は無くなってしまう。

公明党は違うと思いたいが、爾前の情けない公明党議員はいた。
「政治を監視せよ!」は何も他党の事だけではない。公明党も『監視』するのだ。

池田先生と支持した庶民の思いに泥を塗る輩には、絶対に『仏罰』があたると確信する。

私は公明党員になっています。
良く会うのは地方議員が多いが率直な意見は言う様にしている。
その為に党員になっていると言っても過言ではない。

仕事上でも『お金に汚くルーズな人物』とは信頼関係は築けないのは経験済みだ。

2009/01/15  民主党の不祥事は扱いが小さい。

西松建設の裏金贈収賄事件は根が深そうだ。

西松建設の資金に複数ルート、タイ受注工作や献金か
準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が海外の裏金を税関を通さずに国内に持ち込んだ事件で、東京地検特捜部は14日、同社元副社長・藤巻恵次容疑者(68)(現・顧問)ら4人を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で逮捕した。

 同社が過去10年に東南アジアなどで捻出(ねんしゅつ)した裏金は総額約10億円。特捜部は今後、裏金の使途を捜査するとともに、同社を巡る複数の不透明な資金ルートの解明を本格化させる方針だ。

 特捜部は、裏金の一部が、タイで西松建設が工事を受注するための工作費に使われた可能性が高いと見ている。関係者によると、バンコク都庁が2003年度に同社などの共同事業体(JV)に発注した洪水対策トンネル工事に絡み、同社はJVを組んだ現地企業と共に4億数千万円を拠出。これがタイの政府高官らに渡った疑いが浮上している。特捜部はタイの検察当局に不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)容疑で捜査協力を要請したが、現地企業が関与しているため、当面は現地での捜査の行方が焦点になりそうだ。

 一方、特捜部は、西松建設がOBを代表にした二つの政治団体を隠れみのにして国会議員らに行っていた献金についても捜査。これらは他人名義での献金や政党以外への企業献金を原則禁止している政治資金規正法に違反する疑いがあるため、同社関係者から事情聴取を重ねている。

 献金に使われていたのは、「新政治問題研究会」(1995年設立)と「未来産業研究会」(99年設立)。両団体の会費は、同社が選んだ社員らが支払う形になっていたが、同社は年2回の賞与の際、会費分を上乗せして補填(ほてん)。部長級や課長級などの役職に応じ、会費の額もランク分けしていた。

 解散する06年末までに、両団体名義で行われた献金やパーティー券購入などは総額約4億7800万円にのぼり、献金先には、民主党の小沢代表や自民党の尾身幸次元財務相の資金管理団体などが含まれていた。

 また、特捜部は昨年11月、西松建設の外為法違反事件の関連先として、政官界や電力業界に幅広い人脈を持ち、特に原子力発電事業に強い影響力があるとされる都内の元会社役員の関係先を捜索した。

 このうち、都内の支店が捜索を受けた警備会社(本社・青森県六ヶ所村)に、西松建設は多額の融資をしていた。この警備会社は、日本原燃(同村)から使用済み核燃料再処理施設の警備業務を請け負うなどしている。

 このほか、特捜部は昨年12月、福島県の地元建設会社も捜索したが、この建設会社も西松建設から融資を受けていた。(2009年1月15日03時09分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090114-OYT1T01036.htm
民主党小沢代表にも献金が行ってるが、マスコミは大きくは報道しない。
小沢一郎10億円横領事件も委細は聞こえてこない。

マスコミは自分たちが政権交代の立役者のつもりなのだろうか?
人の欠点ばかり追求している。漢字の読みが間違えようが、どこで飯を食べようが関係ない。
別に税金で食べている訳じゃないしね。
入札やODAなどの税金の行方を追ってほしいのが庶民の願いだ。
似非マスコミの週刊誌の情報に躍らされ、大事な国会審議を止めないでくれ。それこそ税金の無駄だ。

2009/01/13  三障四魔

この信心をしていれば「三障四魔」が起ります。
逆に言うと『起らなければ』信心がないと言う事。
兄弟抄
此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず、第五の巻に云く「行解既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る乃至随う可らず畏る可らず之に随えば将に人をして悪道に向わしむ之を畏れば正法を修することを妨ぐ」等云云、此の釈は日蓮が身に当るのみならず門家の明鏡なり謹んで習い伝えて未来の資糧とせよ。(P1087)
有名な御文です。
特に『行解既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る』という天台大師の言葉は有名です。

魔は「紛然」として顕れるのです。紛らわしいのです。
「まさか?」と思う所に魔はつけ入ります。
また、魔が顕れるのは、「此の法門を申す」時、「行解既に勤め」た時、信心が深まった時なのです。


三障
信心の実践を妨げる働きの事、障害です。信心修行の実践を、その途上に立ちはだかって妨げる働きをいいます。
煩悩障、業障、報障の3つです。

兄弟抄
三障と申すは煩悩障(ぼんのうしょう)・業障(ごうしょう)・報障(ほうしょう)なり、煩悩障と申すは貪瞋癡(とんじんち)等によりて障礙(しょうげ)出来すべし、業障と申すは妻子等によりて障礙出来すべし、報障と申すは国主父母等によりて障礙出来すべし、又四魔の中に天子魔と申すも是くの如し(P1088)

・煩悩障とは、餓鬼・修羅・畜生などの三毒(貧り、瞋り、癡)などの自身の煩悩が信心修行の妨げとなることをいいます。

・業障とは、五逆罪や十悪業などによって自身の生命に刻まれた悪業が信仰を妨げるものです。この御文では具体的に妻子等の身近な存在によって起こるとされています。

・報障とは、地獄・餓鬼・畜生等の三悪道や誹謗正法等の報いとして起こってくる障りをいいます。この御文では国主・父母等、自分が従わなければならない存在によって起こるとされています。


四魔
四魔の「魔」とは、能奪命者(のうだつみょうしゃ)、殺者(さつしゃ)、破壊(はえ)などと訳されるように、信心修行者の生命の内側から、妙法の当体としての生命の輝きを奪う働きをいいます。

四魔とは陰魔、煩悩魔、死魔、天子魔の四つです。
・陰魔とは五陰が魔によって冒されること。五陰とは、五感だと思ってください。体調不良によって信心活動を妨げることです。
・煩悩魔とは貪瞋癡、つまり本能的欲求に振り回されて信心が破壊されること。
・死魔とは、修行者の生命を断つことによって修行を妨げようとすることです。また、他の修行者等の死によって信心に疑いを生ずることも死魔に負けた姿といえるでしょう。
・天子魔とは、他化自在天子魔(たけじざいてんしま)の略で、他化自在天王(第六天の魔王)による働きであり、最も本源的な魔です。

大聖人は
治病大小権実違目
元品(がんぽん)の無明(むみょう)は第六天の魔王と顕(あら)われたり(P997)
と仰せです。
すなわち、この魔は、生命の根本的な迷いから起こるものであり、権力者等の身に入るなど、あらゆる力をもって修行者に迫害を加えてきます。


兵衛志殿御返事
しおのひると・みつと月の出(い)づると・いると・夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違(そうい)する事あり凡夫(ぼんぷ)の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障(さわり)いできたれば賢者(けんじゃ)は喜び愚者(ぐしゃ)は退(しりぞ)くこれなり(P1091)
季節の変わり目のように、変化するときには、必ずいつもと違うことが起きる。凡夫が仏になる時も、三障四魔が顕れるのは道理です。
「賢者は喜び愚者は退く」は特に大事な御金言です。だから、勇気が大切なのです。

2009/01/11  本部幹部会同時中継

同時中継の中で池田先生が種々のお詩を詠んまれた。

【創価班】
365日 創価の 宝城を
 守護し行く 創価班 万歳
  2009年1月8日-大城

【牙城会】
365日 創価の 宝城を
 守護し行く 天下一の牙城会 万歳
  2009年1月8日-大城

【少年部】
未来は 博士か 大臣か
  2009年1月8日-大城

【中等部】
未来は 世界の 指導者か
  2009年1月8日-大城

【高等部】
未来は 全員 大人材
 親孝行 健康 努力を
  一日一日 一歩一歩 歩みゆけ
   2009年1月8日-大城

【男子部】
努力 努力で 富士の山
  2009年1月8日-大城

【女子部】
幸福のために 成長 今日も明日も
  2009年1月8日-大城

【婦人部】
崇高な 母の活躍 皆 涙
  2009年1月8日-大城
他にもあったのだが、書き切れなかった。申し訳ない。
学生部、壮年部がなかった様な気がするけど気のせい?

2009/01/11  青春対話1巻「青春の悩み、青春の希望」に学ぶ

未来部はまさに、学会の宝です。次代を担い行く若人に先生はご指導くださっている。

青春は「悩みとの戦い」!
私は愛する諸君に、ともかく「悔(く)いなき青春」を送ってもらいたい。大切な、一生の土台である十代に、悔(く)いを残してはいけない。
 自分なりに、自分らしく、何でもいいから、自分はこれだけはやった、という満足感をもってもらいたい。
掃除でもクラブでも、ボランティアでも、何かやった、何か頑張(がんば)った。そこで「あいつは、どこか違うな」「あいつは偉いな」と言われる存在になってもらいたい。 (P10-11)
勉強のことだけではない。家族のこと、健康や容姿のこと、異性のこと、友人のこと、いろいろな悩みがある。苦しみもある。不安もある。悔(くや)しさもある。悲しみもある。あらゆる悩みとの戦いが青春時代です。
 そのなかで、もがきながら、暗雲(あんうん)をかきわけ、太陽に向かっていこう、待望(たいぼう)に向かっていこう。この力が青春です。悩みや、失敗や、後悔があるのは当たり前です。大事なのは、それらに負けないことだ。悩みながら、苦しみながら、前へ前へ進むことです。 (P12-13)
人生には悩みが付き物です。未来部だから悩みがない訳ではない。当然に悩みはある。「煩悩即菩提」と大聖人は教えてくれている。
悩みが境涯を開く成長の糧になるのです。

自分らしい夢に挑戦しよう
理想的には、大学に進学することに大賛成(だいさんせい)です。そのほうが、実力をつけやすい環境になるし、より大勢の人に貢献していくうえで役に立つ場合が多いからです。
 しかし、自分の道を行くことも自由です。何かに自分の道を見いだし、使命を感じていけば、それも当然でしょう。大事なのは親に心配をかけないことです。そして、「自分はこれでいくんだ」という自分らしい夢をもって、挑戦していってもらいたい。
 勉強は、大学に行くためだけにあるのではない。自分を豊かにするためにある。「学(まな)ばずは卑(いや)し」という言葉があるが、人間の人間らしさというものは、「学ぶ」ところにある。
 (中略) 
 今の世の中の行き詰まりは、じつは指導者(しどうしゃ)自身の行き詰まりにある。「学ばない」からです。 (P16-17)
自身の成長は自分自身だけでなく、家族や友人にも影響を与えます。自分の使命とは?自分の夢とは?大いに学び見つけて頂きたい。

忍耐(にんたい)強く、断じて進みゆけ!
「負けない」ことだ。「自分が強くなる」ことだ。人に頼る根性、人に責任を押しっける卑しさ、弱さであってはならない。人を恨み、うらやみ、わびしい自分であっては、雲におおわれた太陽の自分です。
 どんな悩みがあっても、それをバネにし、じっと我慢(がまん)し、こらえて、「今に見てろ」と自分を励まして進むのです。行くべき自分の軌道(きどう)を、黙々と、忍耐強く進んでいくのです。
 君が「太陽」なのです。あなたが「太陽」なのです。まず、そう決めることです。
 自分が太陽である限り、今どんな悩みがあろうとも、「朝」がこないわけがない。「快晴」の日がこないわけがない。「春」がこないわけがないのです。 (P31)
我慢強く乗り越えて行く事が出来たら一番良いが、悩みがある時には相談指導を受けよう。
指導を受けるのは人に頼るのではない、どこまでも自身の宿命と使命の再確認です。
人生の羅針盤を見ることと一緒です。

唱題(しょうだい)した分、深い人生に
道に迷った。海に出るには、どうするか。
 どの道でもいいから前へ進めばいい。そうすれば川に出る。川筋(かわすじ)をたどっていけば、いつか必ず海へ出る。
 前へ進むことです。もがきながら、題目をあげ、一ミリでも二ミリでもいいから、前へ進む。そうやって生きぬいていけば、あとで振り返って、ジャングルを抜けたことがわかる。
 そして、苦しんだ分だけ、悲しんだ分だけ、題目をあげた分だけ、深い人生となっている。それが二十一世紀の指導者となるための栄養になっているのです。 (P13)
唱題は福運の貯金です。日々の薄皮の積み重ねみたいの物です。重ねなければ厚くはならない。

勉強は「不幸な人を救う」ため
勉強は当然、大事です。しかし高校の成績で一生が決まるものではない。努力で決まる。正しく歩んでいるかどうかで決まる。人と比べてどうかではありません。きのうの自分と比べてどうか。一歩でも進んでいれば勝利です。
  (中略)
 悩める人、苦しんでいる人、不幸の人の味方になれる人が偉い人です。それが「新世紀の指導者」です。
 現実の今の社会は、不幸の人を足げにし、バカにし、片隅に置き、のけものにする。今の多く町指導者はそうです。とんでもない間違いです。そういう不幸の人を救うための勉強です、本当は。それを下に見て、ますます苦しめている。こんな残酷な、傲慢な、無慈悲な、卑怯な世の中はない。これを、どうしても変えたい。そのために私は戦っているのです。
 この心を知ってもらいたい。そして、後に続いてほしいのです。 (P14-15)
勉強は辛いかもしれない。しかしその先には成長がある。自身を、世の中を、変革する力をつける事です。
人間味あふれる大人材になって頂きたい。

仏法は、すべてに意味がある
この地球上の、この地の、この家に生まれてきた。ほかの、どの家にも生まれなかった。そこにすべての「ありとあらゆる意味」が含まれている。
 仏法に偶然はない。必ず意味がある。だから、「ありとあらゆる宝」を自分は与えられたと思うべきです。
 どんなに苦しくても、自分は今、「生きている」。生命以上の宝はありません。まして諸君は若い。若き生命という宇宙で一番の財宝を授かっているのです。その宝を、やけになって自分で壊したり、ゆがめてはいけない。 (P29)
この先の人生には「挫折」があると思う。悩み夢破れ落ち込みへこむ事もあるでしょう。しかし腐ってはいけない、なぜなら私たちは仏の命を持っています。仏の境涯を開けば挫折なんか、それも又成長の一因になる。
これをすこし難しいが「願兼於業(がんけんおごう)」と言う
この願兼於業は「宿命を使命に変える」と言える。
池田先生は
「誰しも宿命はある。しかし、宿命を真っ正面から見据えて、その本質の意味に立ち返れば、いかなる宿命も自身の人生を深めるためのものである。そして、宿命と戦う自分の姿が、万人の人生の鏡となっていく。
すなわち、宿命を使命に変えた場合、その宿命は、悪から善へと役割を大きく変えていくことになる。『宿命を使命に変える』人は、誰人も『願兼於業』の人であるといえるでしょう。
だから、全てが、自分の使命であると受け止めて、前進し抜く人が、宿命転換のゴールへと向かっていくことができるのです」
とご指導くださっている。

誰しも各々の使命をもって生まれてきています。本人が気付いていないだけです。
未来部の皆さんは、長い人生に於て悩みや挫折に負けない、悠々たる未来を築いて行きましょう。

2009/01/06  勤行指導

我が家の仏壇の経机にもう30年以上は勤行指導が敷いてある。

勤行指導
一.勤行は早からず遅からず声は大きからず小さからず中道が良いのです。五座三座の勤行を、きちんとやれば体がきちんとする。やっていない人に限っておかしくなるのだ。体を大事にしなければ広布の使い物にならない。

二.勤行の弱々しい人必ず病気になっています。声の大小早い遅いではなく御本尊に響きある題目をあげることが大事なのです。その響きが返ってくるのです。それが功徳となるのです。

三.五座三座の勤行をしっかりやりなさい。そうすればどんな願いも叶うし病気の人も体の調子がよくなる。いねむりをしていたら駄目だ。おかしくなるのは勤行をきちんとやっていないからだ。勤行をきちんとやっているか、いないかは自分が一番良く知っている。やりきれば軌道にのっていく。

四.体が疲れている時寝てしまった方が回復するのではないかと思うかも知れないが、そうではなくしっかり勤行するのだ。寝不足なんかなくなる。仕事もうまくいく態勢を整えるために勤行するのだ。宇宙と合致しているのだから生命が大宇宙のリズムにのらないわけがない。小さくいえば実相は生活だ。

五.勤行こそ心の生命の最高の化粧法であり、且つまた最高の健康法である、白馬がパッパッと駆けているような朗々とした勤行唱題をしていきましょう。御本尊にビンビンと響き感応していく勤行唱題に無限の功徳があるのです。そういう勤行唱題を実鏡し、はつらつとした人生を送っていこうではありませんか。

六.本当に苦しんだ時、百万遍の題目を唱えなさい。勇気ある実践をしていきなさい。皆さん方に題目を送ります。皆さん方もしっかり題目をあげてほしい。送信機がいくら立派でも受信機が壊れては駄目だ。

七.自分自身の生活又は生命の上で悩みがあったら堂々と、のびのびと百万遍の題目をあげきってみてどういう結果が出るかということを我が身に体験していただきたい。それが論より証拠です。ああいうことは出来るだろうか、こうだと観念的に思ってもしょうがない御本尊にぶつかりなさい。

八.題目をあげきった場合は全部変毒為薬される。福運に変わっていく。だから今どんなに苦しい境涯であっても仏法の原理から歯をくいしばって戦えば何倍、何十倍、何百倍と荒野が開けてくる、それでまた行き詰まる。そしてまた広がっていく。それを繰リ返すのです。その時題目を忘れてはいけない全部解決します。

九.題目をあげておかないと長い人生において非常に困ることになる。唱えられる時に唱えておきなさい。題目は貯金です。充電です。人は死ぬまでさまざまな苦悩に直面するものです。思っていなかった時に題目をあげていた人と、あげていなかった人の差があらわれてくるのです。あげている人は変毒為薬し、あげていない人は奈落に落ちこんでいく。

十.喜びにも題目、悲しみにも題目、戦いにも題目、一切の人生の活動の源泉は題目を唱えて唱えきっていくことだ。これが大聖人の仏法の神髄である。
先日の大掃除の際に新しく印刷して敷き直した。

全国の同志の仏壇にも似た様な物があると思う。それぞれが指導集から引用し見える所に飾ってあるのでしょう。
某部長の家にも別ヴァージョンがある。(手書きガリ版&藁半紙。一体何年物だろう?)

勤行唱題の姿勢が惰性にならないように、身を引き締めて境涯革命をして行きたいと思います。

2009/01/04  今年も宜しくお願い致します。

青年・勝利の年開けましておめでとうございます。

1日は早速、新年勤行会に着任しました。
この日には初めて参加する会員さんも多いので、「無事故」は絶対です。
いつもより密の連携を取り運営させて頂き、無事故を勝ち取りました。

2日には奥さんと一緒に勤行会に参加し、午後からは初売りのお買い物に出かけ家族サービス。

昨日3日は来週から海外転勤の30年来の友人の送別会と充実のお正月を堪能致しました。

本日、新年一発目の会合から出発でした。
今年は法戦は確実にあり、折伏戦ありとの全力の一年になると思います。
力を出し惜しみしてはなりません。

また、池田先生の新連載にもある通り、青年を鍛え研鑽する年でもあります。
自己の成長と人材の育成も手を抜いてはなりません。
家庭訪問と激励の一年にして行きたいと思います。

PS
当ブログが更新されない時は「頑張ってるんだな」と暖かく見守ってくださいwm(_ _)m