2009/02/06  世界各国で行われている定額給付金と同様の政策

民主党の妨害でちっとも先に進まない第2次補正予算。
定額給付がどれ程世界で実施されているかを、知ってますか?

国[対象人数]手法<実旛主体>規模[GDP比]内容(対象・額)時期
日本[1億2,700万人]給付金(振込又は現金)
<市町村が給付(国が全額補助)>
2兆円[0.4%]全世帯を対象1人当たり1万2千円
(18歳以下と65歳以上は1人2万円)
年度内実施目標
アメリカ[3億人]所得税減税(小切手等で給付)
<政府が各世帯に小切手を送付>
1,067億ドル
(10兆円弱)[0.8%]
・1人当たり300ドル(27,000円)から600ドル(54,000円)
(夫婦の場合600ドル(54,000円)から1,200ドル(108、000円))を給付
・子供1人当たり300ドル(27,000円)を上乗せして給付
・高所得者は、7.5万ドル(675万円×夫婦の場合15万ドル(1,350万円))を超過した所得の5%を給付額から減額
実施済み 2008年4月末~8月
オーストラリア[2,000万人]給付金(銀行振込)
<政府が個人の納税 口座に振込>
87億豪ドル(約5,600億円)
[0.8%]
・子供1人当たり1,000豪ドル(65,000円)を200万世帯程度に支給
・年金受給者(400万人程度)に対して、単身年金生活者で1,400豪ドル(91,000円)を給付
実施済み 2008年12月
台湾[2,300万人]消費券(学校等に窓ロを設置して配布)
<中央政府が発行して配布>
837億台湾元(約2,300億円)
[0.6%]
・全国民を対象(所得要件なし)
・一人当たり3,600台湾元の「消費券」を発行。
実施済み 2009年1月
(使用期限は2009年9月末まで)


他の低所得者など対象者限定の政策
・ドイツ:サラリーマンなど約3千万人を対象に消費券500ユーロを配布【約150億ユーロ(約1兆8千億円) 】
・フランス:低所得者(380万世帯程度)を対象とした特別給付金の配布【約7,6億ユーロ(約970億円)】
・イタリア:低所得者(800万世帯程度)を対象とした給付金等を実施【約24億ユーロ(約3000億円)】
・韓国:中・低所得の労働者(980万入程度)及び自営業者(400万入程度)を対象として石油還付金を支給【約3.16兆ウォン(約2,212億円)】

バラマキと安易に批判する人がいますが、不況は消費を刺激しないと駄目なのはご存じですか?
世界で概ね好評ですね、なぜ日本では不評なの?
それは実施もしていない政策が叩かれるのは、マスコミの報道の仕方にバイアスが掛っているからではないでしょうか?

批判の引き合いに地方振興券を出す人もいますが、振興券は6,194億円の規模で今回と全然違う状況ですね。

2009/02/06  君子豹変す。

易経、革、上六の言葉で「君子豹変 小人革面 征凶 居貞吉」が出典。
【君子は豹変し 小人(しょうじん)は面(めん)を革(あらた)む 征(ゆ)けば凶。貞(ただ)しきに居(お)れば吉。】
君子が過ちを改めることは豹の模様のようにはっきりしているが、小人はただ外面だけを改めるにすぎない。改めずにいれば凶、貞すれば吉である。

豹変とは、しなやかな豹の換毛にたとえて、『あざやかに変わる』と言うのが、原意です。
薄汚れた古い毛が抜け落ちて、まるで見違えるように新しい毛が生えて、別人のように変わってしまうのを豹変という。

現在では君子は過ちを改め、善に移ることが際だってはっきりしている。俗に、態度や考えが急変する例えにも使う。

また悪い意味でも使われる。
くんし-ひょうへん 【君子豹変】|〈―スル〉
君子が過ちを改めて善に移るのは、ひょうの皮のまだら模様のように非常にはっきりしているということ。転じて、現在では主張や態度が急にがらりと変わることをいう。また、その無節操ぶりを非難する語。▽「君子」は教養や徳の高い立派な人。人格者。「豹変」は季節によってひょうのまだら模様が美しくなることから、主張や態度などが急に変わること。 (goo辞書)
悪い意味のほうが一般的になってるかもね。

で、本題です。

小沢外交「政権取れば豹変」=民主・長島昭久氏インタビュー
 次期衆院選で民主党が政権交代を実現した場合、わが国の外交・安全保障政策は変わるのか。同分野に詳しい同党の長島昭久衆院議員にインタビューした。概要は次の通り。
 -ソマリア沖の海賊対策への党の対応は。
 (党内に)幅広い意見を抱えているから、(党の)外務・防衛部門では議論を避けてきた。党の意見くらいはきちんと集約しないといけない。

 -民主、社民、国民新の3党連立政権となれば政策調整が大変では。
 自公連立とそんなに変わらない。とことん議論していくしかない。

 -海上警備行動を発令しての護衛艦派遣について党の結論は。
 (今は)海上保安庁にどういう限界があるか検証する段階だ。海保では難しいと理解できれば、早晩結論が出る。

 -派遣を認めれば、麻生政権に協力することになるが。
 最終的に小沢一郎代表が決断することだ。今は自民党を倒すことが大義だから、協力しないという決断は、政治論として理解できる。過渡期だから仕方がない。
 米国の知人から「インド洋での海上自衛隊の給油活動などに反対する民主党はめちゃくちゃだ」と心配されるが、「小沢代表は必ず君子豹変(ひょうへん)する。政権を取ったら現実的な対応をする」と答えている。そうでなかったら政権運営できない。

 -自民党も民主党も支持しない層が増えていないか。
 常々感じている。そういう意味で、渡辺喜美元行政改革担当相の反乱は、意味がある行動だ。ただ民主党が、官僚主導ではなく、生活者主権、地域主権というマニフェストをきちんと議論し、発信できれば、民意を吸収できる。1日も早くマニフェストをまとめて訴えた方がいい。(了)
(2009/02/04-17:59)時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020400772
民主党の小沢代表が君子か小人か、どうかは置いといて、「豹変」するそうです。
どう変るのでしょうか?
小人ならば「表面」だけ改めるのではないでしょうか?

それに『政権を取ったら現実的な対応をする』って現在は現実的な対応はしていないと言ってるよね。
あまりにも無責任な政党ですね。本当に公党なんですか?趣味活動じゃないのだから責任もてよ!

悪い意味の君子豹変して、小人の様に表面だけ取り繕う「小沢」にしか見えないのは私だけ?