2009/01/31  拝金主義者は恥知らず。

ニューヨーク・ウォール街のボーナスが下がったと聞いて、「ボーナス」って「賞与」なんだから公的資金注入されたのだから、『無し』で良いんじゃないの?
と思ってました。

世界の雑記帳:ウォール街の年末ボーナス縮小=調査

 1月27日、ウォール街の年末ボーナスが縮小したとの調査結果が明らかに。昨年10月に駅で撮影(2009年 ロイター/Shannon Stapleton) [ニューヨーク 27日 ロイター] ウォール街で専門職として働く人の多くが今年は少なめの年末ボーナスを持ち帰り、およそ半分に相当する人がボーナスの額に満足していないことが27日発表の調査で分かった。

 eFinancialCareers.comが実施した調査によると、回答を寄せた人の54%は今年はボーナスが減少。3分の1以上の人が昨年に比べて少なくとも31%少ない額を受け取ったと答えた。また、10人に1人がボーナス額が70%以上下がったと回答した。

 一方、12%の人がボーナス額は少なくとも昨年よりも51%増加したと答えた。調査は現在雇用されている900人を対象に今月実施された。

 調査に回答した人の5人に1人がボーナスに満足しておらず、26%がとても不満だとした。大多数の人が2009年に転職活動を予定しているという。

2009年1月28日 17時10分
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/
news/20090128reu00m030012000c.html
3~7割とか下がったと聞いて当然か。と思っていたら

『ウォール街 無責任』 オバマ大統領巨額賞与を批判
2009年1月30日 夕刊

 【ワシントン=古川雅和】オバマ米大統領は二十九日、金融危機を招いたウォール街の金融機関が巨額のボーナスを昨年支払っていたことについて「無責任の極み。恥ずべきことだ」と、強い怒りをみせた。ホワイトハウスで記者団に語った。

 ウォール街に本店を構える金融機関の昨年のボーナス総額をニューヨーク州が二十八日に発表。金融危機による業績悪化で二〇〇七年より四割以上減ったが、それでも百八十四億ドル(約一兆六千六百億円)に達した。一人当たりの平均金額は約十一万二千ドルになる。

 オバマ大統領は記者団に向け、金融危機の原因をつくり公的資金で救済されたウォール街の金融機関が、景気拡大期の〇四年と同規模のボーナスを出していたことを厳しく批判。国民が景気後退に苦しみ、政府や議会が景気対策を検討していることを強調し「(金融機関は)節度や自制心、責任感を見せるべきだ」と語気を強めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009013002000239.html
それでも平均で1000万円超の年末のボーナス支給だったと……。史上6番目のボーナス額だそうです。

中小の零細企業はそれこそボーナスが減ってるのは当たり前で無い所もあるご時世にだ。

世界的な金融不況を出したと言う自覚が無さ過ぎるね。

池田先生のSGI提言での「人道的競争」が重みを持ちますね。