2008/12/20  十界互具 魔の生命

印刷用ページを開く
今回はかなり重い話です。
年齢制限を設けます、未成年(20歳未満)若しくは20歳以上でも精神年齢がそれ未満の人はスルーしてください。

まずは元記事の引用からです。
2007年夏、ウクライナの都市ドニプロペトロウシクにて、わずか一ヶ月の間に3人のティーンエイジャー(現在は20歳)によって21人もの人々が殺害されるという事件が発生した。

犠牲者の中には老人や女性は勿論のこと、数人の子供達も含まれており、殺害の方法は一貫して鉄パイプやハンマーなどの鈍器による撲殺だったという。また、青年達は一部の犯行を行う際、その凄惨な場面を携帯電話で撮影していたそうだ。

彼らは皆、裕福な家庭で生まれ育っており、いずれの犯行も面白半分で行ったことを認めているという。2000年3月よりウクライナでは死刑制度が廃止されているため、この3人は現在も刑務所に服役中である。
犯人は面白半分に女子供ホームレスを襲撃し短期間に大量の殺人を犯した。
殺人を携帯で録画する神経も信じられないが、単独犯でなく3人だった点にも注意したい。

なにが彼らを犯行に駆り立てたのだろう?
どうして3人の内、一人でも止めに入らなかったのだろう?
犯行に及んだ心情は理解できない。まさしく奪命者そのものだ。
日本でもホームレスの襲撃などがニュースで流れることがある、その笑いながら襲撃する魔の生命に人種は関係ない。

だが、彼らのその残虐な生命は「我々」も持っている事だ。
また信じにくいが、そんな残虐な彼らにも「仏性」はあるのだ。
如来滅後五五百歳始観心本尊抄
問うて曰く六道に於て分明ならずと雖も粗之を聞くに之を備うるに似たり、四聖は全く見えざるは如何、答えて曰く前には人界の六道之を疑う、然りと雖も強いて之を言つて相似の言を出だせしなり四聖も又爾る可きか試みに道理を添加して万か一之を宣べん、所以に世間の無常は眼前に有り豈人界に二乗界無からんや、無顧の悪人も猶妻子を慈愛す菩薩界の一分なり、但仏界計り現じ難し九界を具するを以て強いて之を信じ疑惑せしむること勿れ、法華経の文に人界を説いて云く「衆生をして仏知見を開かしめんと欲す」涅槃経に云く「大乗を学する者は肉眼有りと雖も名けて仏眼と為す」等云云、末代の凡夫出生して法華経を信ずるは人界に仏界を具足する故なり。(P241)
無顧の悪人とは、悪事をかえり見る事の無い人の事。
妙法尼御前御返事
悪人も女人も畜生も地獄の衆生も十界ともに即身成仏と説かれて候(P1403)
法華経を信受する人はこんな悪人でも成仏すると仰せです。
日蓮大聖人のご時世では夜盗追い剥ぎ山賊は沢山居た時代です。
今よりも凄惨な事件は多かったでしょう。
当時の記録では埋葬する風習もあまり無かったので京の都でもそこら中に遺体が打ち捨てれられていたとの事。
その世相の中で悪人成仏はインパクトがあると思います。

件のウクライナは冷戦終結後、壊滅的な経済状況で教育がおざなりになりました。
彼らの幼少期はかなり過酷な時代だったでしょう。
日本でも少年犯罪が多かったのは昭和37年前後だそうです。やはり戦後の教育空白期が影響していると思われます。

未来部の育成が、まさしく良い未来の構築になると思います。



最後に
比較的グロ映像に耐性のある私だが最後まで映像を見る事は出来なかった。
途中までの映像でも、何とも言えない気持ちになる。
マスコミでは自主規制で流れないニュースだと思います。
死刑制度の事や教育の事、色々な問題提議してくれる事件だと思います。
そして世の中には、こんな世界がある事を学んでほしい。
元の記事&映像です。見たい方はコピペでどうぞ。(グロ映像なんでリンクは張りません、また未成年や影響される人は見ちゃいけません)
http://www.scaryblog.org/archives/1691


09:19:14

コメント

Posted on 2008/12/21 05:20:18 by 鯖

鯖です。
大抵の映像は割り切って見られる性分ですが、途中でコワくなってぺージを閉じてしまいました。

世の中の「殺人を楽しむ残酷な殺人」は、むしろ裕福な環境にあった者によって引き起こされているとも言えるかと。
また、原因の一つは、やはり誤った教育、ひいては誤った宗教観、誤った生命観でしょう。

私の住んでいる所も、殺人の発生率は高いです。気をつけるとともに、そういった事が起きない社会をどうしたら作れるのか、考えるきっかけをくれて、ありがとうございます。

Posted on 2008/12/21 10:02:29 by JunkDark

当たり前なのですが、世の中には「美しい世界」だけでなく「醜い世界」「苦しい世界」があります。
戦争もそうですが、人間の魔性を変えて行かなければ真の平和は来ないのでしょう。

日本のマスコミや教育はかなりの自主規制で情報が偏っていますね。
目を背けたくなるものを見ると言うのは必要だと私は思っています。
それが現実ですからね。

この現実を変えて行くのが人間革命では?
一見すると遠い国の出来事の様ですが、そうではないと思います。
我々が世界を変えて行く、人間の魔性を切って行く戦い。
その戦いをされているのが先生だと思います。

この映像の奥にある「物」を感じて頂ければと、取り上げてみました。

コメント送信

トラックバック


JunkDarkの勉強部屋
サイコパスな人々: 昨日の記事にも関連するサイコパスをご紹介する。プロファイリングロバート・K・レスラーといってもピンと来ない人の方が多いかも知れない。元FBI行動科学課主任捜査官の方だ。『FBI心理分析官』と言う本のタイトルなら判るかな?「人食いハンニバル」こ...
2008/12/21 21:09

http://kurasi.homeftp.net/~junkdark/action.php?action=plugin&name=TrackBack&tb_id=29
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。
認証制です、お時間を頂きます。
もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。